フルメモ

怪文書置き場です

ローテーション最強ヒロインランキング2019年1月期

G○me Wi○hさんが掲載している某メンコバトルソシャゲ攻略記事のパロディを含みます。どうぞ暖かい目で見守ってください。

 

今期アニメのローテーション(1クール)最強ヒロインをTier(ティア)順にランキング形式で掲載しています。ランクマッチ対策などにお役立てください。

※ローテーションの基準はここでは2019年1月スタートのアニメを対象とするものであり、前期から引き続き放送されている作品は除外するものとする

 

ランキング/Tierの基準【重要】

この記事におけるTier(ティア)とは、環境における強さの事です(単純に好きというだけ)。基本的にTier1が強いとされていますが、相性及びオタクの性癖によっては不利になったりします。

 

ローテーションTier1【環境トップ】

ラフタリア(盾の勇者の成り上がり

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ローテーション2019年1月期において圧倒的な強さで他の追随を許さないラフタリアは誰が見てもTier1なのは満場一致でしょう。ジャパニーズ・モエ・カルチャーの発展による流行は一周回ってオタクは全肯定系ヒロインを求めるようになったということでしょうか。日本全国で「ラフタリアは俺の女だ」とのたまうキモオタが群生してきています。まあ僕の女なんですけどね。僕がラフタリアの『盾』になる。

ラフタリアは亜人系であるということ、奴隷であること、武器持ってる系女子であること、極め付けにはロリ体と成体の2バージョンが存在すること等、これでもかと属性がてんこ盛りになっています。フルアーマーユニコーンガンダムもびっくりの盛り具合です。昨今のオタクの貪欲な性へのニーズにしっかりと応えているところがTier1たる所以ではないでしょうか。また、アソコの毛は生えているのか否か、フサフサなのか等未だオタク達の間で様々な議論考察が飛び交っていることから、まだまだ発展の余地を残しているところにローテーションの枠にとどまらずアンリミテッドのレギュレーションでも通用しうるポテンシャルを感じました。

 

ローテーションTier2【有力】

中野三玖(五等分の花嫁)

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シンプルに萌え。「ヘッドホンいらんくね?」というオタクの意見をちらほら見かけますが、ヘッドホンのおかげでロングヘアーにふわっと曲線が生まれ『萌え』の造形美となるのです。わかれ。僕は愛に飢えているのでラブコメ系のアニメで序盤から主人公に対する好感度が高いないし序盤すぐに好感度が上がるイベントがある女の子を好きになりがちで、五等分の花嫁においても例に漏れずそれでした。

アニメ五等分の花嫁はヒロインズに起用されている声優陣が花澤香菜佐倉綾音などのアンセム声優ばかりで「キャラの声っていうより声優の声やん」と萎えてしまっているのですが、中野三玖はどちらかといえばアンセムではない伊藤未来が起用されているところにわずかながら好感が持てます。みく繋がりとかいうアメリカ人も笑わないジョークで採用したのなら勘弁してほしいものですが。

 

藤原千花(かぐや様は告らせたい)

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フルは援交してそうなアニメキャラランキングの女の子を好きになりがちで藤原千花もそんな雰囲気があります、ありません?

同作品においてTierの座を四宮かぐやと奪い合う立ち位置ですが、チカっとチカ千花!の存在がやはり大きかったです。専用の特殊EDキャラソン持ちのキャラはTier上位に食い込むパワーしかないのです。とはいえ、四宮かぐやにもこれからの作品の展開によってはTier1を狙えるくらいの強化が見込まれるためかぐや様は告らせたいの動向には目が離せません。 

 

白咲花(私に天使が舞い降りた!)

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花は、俺が『守る』────。

 

ローテーションTier3【中堅~発展途上】

グリペンガーリー・エアフォース

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かわいい。たくさん食べる系の女の子すき。昨今では貴重なピンク髪ヒロインなのも○。

ぽんこつタイプの女の子が単純にタイプなのでスペックは高いもののTier上位陣のパワーに比べると現状イマイチ見劣りする感が否めないのでこの順位に。今後のガーリー・エアフォースの展開に期待しています。

 

ハルカ(W'z《ウィズ》)

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童顔で乳がでかくて声が藤田茜なのでパワーの塊です。この娘に限らず、ハンドシェイカーの頃からこのシリーズの女の子はかわいくて好きです。公式が野郎をプッシュする方向性のためか、本編でもメインヒロインのはずなのにイマイチ出番が少なく影が薄いのでTier3としました。惜しい。

 

グレア(マナリアフレンズ)

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めっちゃエロい。10分アニメながらそれなりに美麗な作画なのがマナリアフレンズの売りですが、グレアは「乳がでかくて尻尾が生えてるくっそエロいキャラ」という認識だけ持っていればこのアニメは楽しめます。騙されたと思って2話を見てみましょう。2話だけでも押さえておけば今期は無敵です。

 

マオ(えんどろ~)

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かわいい。以上。他に言うことは特にありません。

 

総括

ジュリエット・ペルシアや桜島麻衣などの化け物クラスの女がTier上位を席巻していた前期に比べると、今期はややおとなしめな印象を受けたのが現在のローテーション環境でしょうか。その中でもやはりラフタリアの強さは目を見張るものがあり、現状ラフタリアに太刀打ちできる女は当分は現れないのではないでしょうか。とはいえ今期アニメもまだ数話残っている作品ばかりで、これからの展開によっては環境が変わりうるかも知れません。Tier上位にいない作品のヒロインにも注視しつつこれからも今期アニメを観賞していきましょう。

『えらい』推し、小泉ようの紹介

既に2月ですが新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては2019年如何お過ごしでしょうか。昨年末の最後の記事で予告した通り、今回は弊推しメン、小泉よう(以下人名及び固有名詞敬称略)について書きました。私的な意見及び見解が9割9分9厘を占める文章なので多方面から怒られないかどうか不安が尽きませんが、どうか最後までお付き合いください。

 

 

小泉よう とは

 

小泉よう | 株式会社ディアステージ

twitter.com

小泉ようは東京都千代田区外神田3-10-9にあるライブ&バー『秋葉原ディアステージ』でキャストとして働きつつ、株式会社ディアステージに所属しアイドル活動をしている女の子です。俗に言うコンカフェ店員です。夢はアニソンシンガーになること。年齢は非公開ですが、本人曰く「永遠の二十歳」だそうです。少しノリが古いですね。

小泉ようという名前は本名ではなく所謂源氏名で、由来は某電撃G's magazineとランティスの共同企画9人組アイドルアニメに登場する白いご飯が大好きな女の子からとっているみたいです。大泉洋は特に関係ないみたいですが、水曜どうでしょうは好きみたいです。

ディア☆(でぃあすたーず)というユニットに所属しています。ディア☆に関してはより詳しく紹介している方の記事があるので、そちらをご参照ください)

 

blog.livedoor.jp

見た目からは少しギャップを感じるのですが(おそらく自分だけだろうが)声が特徴的で、俗に言うアニメ声というよりは、高いけれども耳につく感じがなくてかつ聴いていて安心感が沸く絶妙な音域の声をしています。

www.youtube.com

この放送ではディア☆の仲間である柏木しいなと高菜きうりというこれまた特徴的な声の持ち主が登場していますが、その中でも小泉ようの声は聴き分けるに容易い独自の声だということがわかるはずです。

この声は歌の際に強みが遺憾無く発揮されるわけですが、歌に関しては後述させていただきます。

 

でんぱ組.inc夢眠ねむのオタクで、彼女に憧れてディアステージの門を叩いた経歴を持っています。僕自身でんぱ組.incのオタクではないのでこのあたりの話はよく知らないのですが、ディアステージで働くきっかけを作ってくれた夢眠ねむには感謝してもしきれません。

 

お酒が好きで、焼酎など意外と渋いのを好んで飲むみたいです(小麦アレルギー持ちで、ビールや麦焼酎などは飲めない)。ですが、声が出なくなるのを嫌うため歌う日は最後まで歌い終わるまで絶対に飲みません。こういうところでしっかりメリハリつけられているのは大人らしくて好感が持てます。

 

小泉ようが推せる三つの『えらい』

ここまで書きましたが、ここまででは僕が小泉ようを推す要素というか、良さというものがあまり見えてこないかと思います。僕は以前『推し』というものの考え方について記事にしたことがあり、推しと呼ぶからには他人にオススメすることができる要素が必要だと考えています。

 

gorendahk.hatenablog.com

 

ですが大丈夫です、安心してください。ちゃんと胸を張って推せる要素を紹介します。彼女の口癖に「えらい」というものがあります。他人を労う言葉ですが、ここからは彼女を褒める最上位の言葉として置き換え、彼女を推す『えらい』要素を紹介していきます。

 

・顔がえらい

女性の顔面の好みに関しては個人の好みが出るところかと思われますが、小泉ようの顔は本当に好きです。これは声を大にして言いたい。(ここまでオタク特有の早口) 僕の好みの話は一旦保留して、ここで小泉ようが推せるポイントとして挙げたいのが自撮りの仕方です。まずはこちらの一連の自撮りツイートをご覧下さい。

 

ここでポイントになるのが「表情や角度を変えて二枚以上写真を載せている」ところです。前述したように、顔面の好みは人それぞれでありますが、それは角度や表情によってもまた複雑な様相を見せます。そこで彼女は複数のバリエーションの自撮りを掲載することで見る側の様々なニーズをひとつのツイートで同時に満たすという高等技術を編み出しているのです。これは不特定多数に見られることを意識し、自身の見られ方を研究している努力の賜物ではないでしょうか。

小泉ようの顔を語る上で何より欠かせないのが笑顔です。ここで小泉ようの笑顔の写真を見てみましょう。

 

ま、眩しい~~~!!!!!!!!

写真でこの威力なので、実物はさらなる破壊力をもたらします。是非会いに行って実物の笑顔をご確認下さい。

 

・歌がえらい

声が独特だと先述しましたが、その独特な声は歌声となると更なる高みへと昇華します。その歌声はオンリーワンのクリアさがあってなおかつとてもよく響く声で聴く者の心にストンと歌詞が入り込んでくるのです。百聞は一見にしかず、ならぬ百聞は一聴にしかずということで小泉よう個人でリリースしている歌を聴いてみてください。簡単に彼女の歌である「メテオライト」と「starry night sky」について紹介します。

 

メテオライト

メテオライト

  • 小泉よう
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

「隕石」の名を冠する彼女の最初の個人曲はメッセージ性の強いバラードです。ここぞという時に歌われる勝負曲でもあります。小泉よう大好き芸人である僕がこんなことを言っても全く説得力が伴っていないと指摘されたらぐうの音も出ないのですが、このメテオライトという曲は推し補正抜きにして全人類に聴いてほしい曲です。彼女の歌声はとても心に響くのでバラード曲が本当に映えるのですが、メテオライトはそういう小泉ようの歌声の良さを十二分に引き出せる「小泉ようの為の曲」であり「小泉ようの名刺」です。メテオライトはリリースからもうすぐ3年が経とうとしています。本人の歌唱力向上に伴いこの曲も進化を続けており、推し歴の短い僕にでも「今歌われるメテオライトは音源以上」と思えるくらいのものになっています。気になったら是非イベントやお店に行ってみてください。

 

starry night sky

starry night sky

  • 小泉よう
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 二曲目の個人曲はメテオライトに比べ幾分かアップテンポで打ち込み音中心のアニソン然とした楽曲になっています。間奏の「デケデケデケデケ」とした打ち込みが気持ちいい。リリースされたのが去年の10月と最近なので本人の歌唱もメテオライトの音源より安定していて、そういった面でもメテオライトと対になるA面とB面の関係になっていると思います。

小泉よう本人が作詞している点も大きいです。本人が田舎に帰省した時に見た美しい星空を見て思い浮かんだエモい情景を詞にしているというところだそうです。本人は詞を重視して歌を聴くタイプなので、自分で作詞して歌うことがどれだけエモいことかは想像するに難くないでしょう。

秋葉原ディアステージの店舗では、この二曲以外にアニソンやボーカロイド曲を中心に様々な歌を歌ってます。本人がツイートでまとめているのでこちらをご覧ください。

 

 

 

びっくりするくらい多いです。先述したとおり本人が詞を重視して歌を聴くタイプなので、気に入った歌詞の歌をジャンル問わず歌う傾向があるようです。アーティスト単位でよく歌っているのはLiSAの曲で、本人もファンを自負しています。とにかく持ち曲が多いので、店舗へ行くと何を歌うのかわからないドキドキ感が味わえるのも小泉ようを推せる魅力のひとつだと思います。

 

・ファンに対する姿勢がえらい

歌もお顔も非常に大事ですが、アイドルにおいてそれらと同等レベルに大事なことはファンとのつきあい方だと思います。秋葉原ディアステージで働いているときの小泉ようはてきぱきとした働きぶりで着実に業務をこなしますが、その中でもお客に対して笑顔を振り撒くことを忘れません。初めての人にも丁寧に対応していますし、常連には言わずもがなです。基本的にどんなお客にも、ないし自分のオタクでないお客にも誠実に分け隔てなく話しかけています。結構グイグイくるので初めてで身構えていてもすぐに緊張が解けるかと思います(僕はコミュ障なので未だに緊張しますが)。本人がオタク気質なのでオタクの話をよく聞き、共感してくれます。コミュニケーション技法において受容、傾聴は非常に重要なファクターですが、小泉ようはこの受容、傾聴を上手に行ってファンとの距離感をより近いものとしていると思います。

SNSでの距離感も彼女はとても上手です。前述した自撮りの件もファンを思ってのことなのは間違いないですし、彼女はオタクのツイートをよく見ているのでツイートのことを話題に向こうから話しかけてくれることもあります。それでいて行き過ぎない範疇に止まっているので、本当に上手いなぁと思います。

「小泉よう推しのオタクはみんないい人ばかりだからね」とよく彼女は言います。いい人ばかりが集まるのはそれが本人の人徳そのものだと思います。ここで登場するのが彼女の口癖「えらい」です。これはオタクに対してのみならず働いているキャストに対してもよく言っています。がんばってる人間を労う言葉です。なかには「生きてるだけでえらい」といった突拍子もないことを言う時もありますが、実際「えらい」という言葉は今の時代を生きる我々が口にするのはとても難しいです。仕事、勉強、家庭のこと、様々な事象に追い詰められる毎日のなかで他人のことを考えられる余裕はなかなかないものです。彼女自身も日々を忙しく生きているうちの一人のはずですが、それでも他人を労える器の大きさないし他人を肯定しようとする努力の姿勢が人間的にとても尊敬できるのです。僕は小泉ように会う機会は少ないながらも会うたびに励まされ肯定され、Twitterのリプライやツイートにいいねされることで日々を頑張ることができています。

最後宗教紛いな文章になってしまいましたが、小泉ようのファンを大事にする姿勢はとても推せるものがあるということが伝われば幸いです。

 

・どこで会えるの?

秋葉原ディアステージに出勤している日はそこで会うことができます。出勤日は彼女のTwitterの#陽だまり日和を参照するとわかると思います。基本的に土日どっちかは大体いるので平日仕事が忙しいオタクや地方民のオタクも会いに行きやすいと思います。

2月はディア☆の活動も活発で、ほぼ毎週なにかしらのイベントがあります。こちらではディア☆の一員としてのバリバリアイドルしてる小泉ようを見ることができるでしょう。詳しくはディア☆の公式アカウントをご覧下さい。

twitter.com

 

総括

長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。少しでも小泉ようの魅力が伝わったでしょうか?彼女の夢はアニソンシンガーになることですが、そのためにはより多くの人に見つけてもらう必要があります。日々努力している『えらい』彼女が多くの人に見つかることを心から願っています。

2018年の総括

書こうかどうか微妙だったんですが、2018年オタクソングまとめをしたついでにやっとこうかなとも思い自分自身の総括をしようと思います。ブログを書き始めたのも今年からですし、おかげ様で読者様もついてくださっていることですし。かなりざっとまとめたやつなのでいつも以上に内容がありませんのでご了承ください。

以下敬称略

 

2018年はざっくり言ってしまえば上半期はアイカツ!の亡霊、下半期は秋葉原ディアステージ所属の小泉ようのオタクになっていた1年でした。上半期の参加イベントは別記事にまとめてあるのでそちらをご参照ください。

 

gorendahk.hatenablog.com

 7月はまずはナナシス武道館ですかね。よく思い出したらこれも記事にまとめてありましたね。ライブが終わって感情になっていたので帰りの夜行バス内で消灯時間にも関わらず必死で記事を書いていたのが思い出されます。

 

gorendahk.hatenablog.com

 前述の記事でも触れていますが、ナナシスというコンテンツはやはり『我が道を行く』感がとても好感が持てます。最近はゲームのほうもめっきり触れていないのですが依然として魅力的です。まあこの時点では仕事+小泉よう生誕で4thライブに参加しないことになるとは思ってもみませんでしたが...。

 

アニディアvol.3もこの月でしたが、台風により遠征を断念したのは苦い思い出です。小泉ようのOne-Chance!を聴きたかったですね...しかし思えばこのイベントに行かなかったことが小泉よう熱が高まるきっかけになったのかも知れません。

翌日は晴れたので地元でKOTOKO LIVE TOUR 2018「tears cyclone-廻-」広島公演』に参加しました。推し補正とかコンテンツ補正とか抜きにするとこのライブが一番満足度が高かったかもしれません。いきなり二曲目で大好きな「Suppration -core-」が来て多動になってしまいましたし「Collective」や「LOVE A LIDDLE」「ε ~Epsilon~」などワンマンならではのI've曲が聴けたのが本当に良かったです。

8月は久々の大阪遠征で下地紫野さんのシングルリリースイベントに参加したり(この日昼も夜もデブラーメンで完全にデブそのものになっていた思い出)、CYNHNファンミーティングに参加したり、ささかまリス子生誕イベントに行ったりとまあまあ充実していました。てかCYNHN歌いいな...となりましたね。リス子生誕ではアイカツ武道館や各所元アイカツ歌唱担当現場で会ったオタク達と再会したのはなかなか感慨深いものがありました。また、アイカツフレンズ!で役が決まったばかりの推し声優桑原由気と久方ぶりにお渡し会で対面したのも8月でしたね。この時色々と複雑な感情に支配されていたので会話はほぼこちらからの一方的なものになっていたのですが、優しく想いを伝えてくれた桑原由気には本当に頭が下がりました。

 

9月は『アイカツ!シリーズ5thフェスティバル!!』が記憶に新しいでしょうか。両日参加した直後にはまあ色々と思うところがありましたが、生アフレコ、トーク、歌とどの面においてもアニメ作品のイベントとしては理想的なものであったと思います。(会場が幕張メッセという点を除いては)  このイベントに関しては他のオタクによって散々語りつくされている節があるのでここでは割愛します。また何かしらアイカツ!のことで動きがあれば記事にしようと思います。

その後はアニディアvol.4でMinamiの「Shining☆Days」等の人生な曲を聴け大満足でした。Mia REGINAとのコラボで「翼はPlasure Line」を披露したときの高まりが多分2018年一番のものだったかなと思います。

 

10月は個人的な要件で忙しくイベントどころではなかったのですが、どうにかこの時点で完全に好きぴになっていた小泉よう生誕イベントのために秋葉原ディアステージの門を叩きました(ナナシス4thは断腸の思いで干した)。昼にもライブをしたらしく(時間の関係で参加できなかった)、「Daydream Syndrome」や「Imaginary affair」を歌っていて「こ、このヤロー!!!w」となりましたね笑 そういうとこだぞ推しメン。でも好きだぞ推しメン。ディナーでは色々感情になっていたのですが文章化するのが非常に難しいアレなので割愛します。これ以降はほぼディアステに行くばかりになりましたね...。

 

まとめ

11月以降は特に語ることもないイベントばかりですしディアステでの話はここでアウトプットするほどのことでもないと思うので強引にまとめに入ります。

念願だった(?)イベ減には成功しましたがその分ディアステにお金を落とすことが多くなったので結果的にはそんなに出費が減らない1年でした。また、コンカフェで飲食をするにも関わらず何故か路上で素行の悪い連中と路上で酒を酌み交わす機会が前年より増えた気がするのですが、何故そうなったのか理解に苦しんでいます。来年はもっと真人間らしい立ち振る舞いをしていきたいですね。

来年は個人の所用で遠征の機会が減るためイベントどころではなくなるかと思いますが、在宅オタクらしくTwitterはいつも通りにしていこうと思いますし、このブログのほうも更新を増やしていこうかなと思っています。文章を書くこと自体は才能がないだけで嫌いではないので、僕らしい駄文を今後も綴っていきます。もう少し方向性が固まれば弊推しの小泉ようのことについてプロモーション的な個人的見解モリモリの記事を書いてみようかなと思っているので読んでね推しメン(届くかどうかわからない想い)。どっちみちディアステージ関係の記事は書きたいと思っているので興味のある方はこうご期待ください。

というわけで最後までお付き合いいただきありがとうございました。来年も皆様がよいお年を迎えられるようお祈り申し上げます。

 

2018年個人的オタクソング10選

皆様お久しぶりです。前回投稿した「2018年上半期オタクソング振り返り」の記事から半年くらい経ち、下半期を振り返ることもなく2018年全体のまとめをしてしまおうという魂胆です。
今回のオタクソングの定義は
・2018年にリリースされたもの
・僕が聴いてる曲
という非常に緩いものになっており、要は僕が聴いてる曲はみんなオタクソングなわけです。なので、ベスト10を決めるにあたって非常に絞るのに苦戦しました。今年は去年以上に曲を雑多に聴き漁っていた気がします。

そこで今回は大まかに10の部門を作りそれにあてはまる楽曲を選抜しました。この部門分けはかなり緩めに分別しましたが、同じアーティスト、作曲者が二つ以上の部門に当てはまらないように意識しています。


前置きが長くなりました。それでは部門ごとに曲を挙げていきます。
以下敬称略

1.アニタイ部門

【進化理論 - BOYS AND MEN】

進化理論

進化理論

  • BOYS AND MEN
  • J-Pop
  • ¥150

進化 それは 時代逆らって 起こす革命

前回の記事でも挙げた進化理論が2018年アニタイ部門第一位です。アニメソングにおける歌詞はそのアニメに即したものでなければならないのが常であり、名は体を表すようにアニメソングの歌詞がそのままアニメの名刺になりかねない重要な要素です。その中で進化理論は「ガンガンズダンダン!」といった往年のロボットアニメを彷彿とさせる擬音を多く用い、かつ子供にも覚えやすい歌詞であるところに昨今のアニソンには薄れつつある「アニソンらしさ」が見られます。それでいてDigz,Inc.が手がけるデジタルサウンドが作品の近未来感ないし「今風」さを産み出しています。歌詞に擬音が用いられるアニソンはどことなく古くさい雰囲気になりがちですが(別にディスってるわけではなく、筆者は勇者王誕生!とか大好き)、この「今風」な音楽がその古くささを取っ払って新時代の子供向けアニメソングたらしめているのです。この曲の持つ唯一性は4月の先行リリース以降不動の物であると思い、2018年の個人的ベスト10とさせていただきました。

余談ですが、Digz,Inc.が手がけるオタクソングは今年だとアイカツフレンズ!楽曲が展開がめざましいものがありました。旧来からのシリーズファンからは「音が同じようなものばかり」という意見もあった中、シリーズ恒例のゴシック曲としてリリースされた「絆 ~シンクロハーモニー~」や「偶然、必然。」などは旧来のゴシック曲と比較しても遜色なくなおかつ独自性のある楽曲となっていたので筆者的には今年の楽曲のなかでも上位に食い込むものになりました。

偶然、必然。

偶然、必然。

  • かぐや from BEST FRIENDS!
  • アニメ
  • ¥250
声優の石原夏織さんのソロ2ndシングル表題曲である「Ray Rule」もこれまたDigz,Inc.楽曲ですが、これまた非常に強い。惜しくもベスト10入りとはなりませんでしたが、かなりヘビロテして聴いた曲です。筆者は声優楽曲を好んで聴くので声優楽曲のベスト枠は混迷を極める激戦だったのですが、これは後述します。
Ray Rule

Ray Rule

2.コンテンツ部門

【AIKATSU GENERATION - わか・ふうり・ゆな・れみ・えり・りすこ・るか from STAR☆ANIS & せな・りえ・みき・みほ・ななせ・かな・るか from AIKATSU☆STARS!】

TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』&『アイカツスターズ!』スペシャルドラマCD

TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』&『アイカツスターズ!』スペシャルドラマCD

この出会いに、ありがとう

これも前回の記事から引き続きランクインとなった曲です。アイカツ武道館のことはやはり忘れたくない思い出です。この曲に関しては散々語り尽くされた節がありますが、それまでのアイカツ!の歴史にピリオドを打つ曲であり、次へと繋がる曲でもあります。アイカツ!らしさとかMONACAらしさとか、そういったものが沢山詰まっているのでアイカツ武道館に参加してないオタクもアイカツ!を知って間もないオタクもいつかは聴いてほしい、そんな曲です。

3.ディアステージ部門


【starry night sky - 小泉よう】

starry night sky

starry night sky

  • 小泉よう
  • J-Pop
  • ¥250

君がくれた全てが道標 消えはしない僕らの starry night sky


正直この部門を作るかどうか迷ったのですが、「僕が死ぬほど聴いた曲」という定義のベスト10なので挙げさせてもらいました。小泉ようの説明に関しては筆者のTwitterアカウントから本人のアカウントに飛んで見てください。弊推しであるところの小泉ようは心に響くような繊細な声の持ち主でどちらかというとバラード系統の曲のほうが得手としていると思っていますが(実際最初のツキイチ曲の「メテオライト」はバラード)、この曲は2010~13年くらいのオーソドックスなアニソン感ある疾走感あるナンバーで、アクの強い(褒め言葉)傾向のあるディアステージツキイチ楽曲の中では癖がない部類です。しかし、ストリングスと打ち込みで構成された曲は本人の繊細な声と絶妙にマッチしていて、胸にすっとフレーズが入ってきます。歌詞が本人作詞というのもポイントが高く、彼女の世界観がストレートに感じられるので10月のリリース以降何度もヘビロテする曲になりました。
2018年リリースの曲ではないですが、彼女の最初のソロ曲である「メテオライト」も併せて聴くべき名曲です。本人曰く「メテオライト」がCDのA面、「starry night sky」がB面というイメージらしく、そのA面たる「メテオライト」はより直球に彼女の歌声の良さが感じられるかと思います。

メテオライト

メテオライト

  • 小泉よう
  • J-Pop
  • ¥250

4.ユニット部門

【タキサイキア - CYNHN】

タキサイキア

タキサイキア

  • CYNHN
  • J-Pop
  • ¥250

エッジ効いた明日に踏み込んだ少女達だって
今日が何ページかなんてわからず生きてる

実質ディアステージ部門その2みたいになってしまいましたが、ディアステージ所属のユニットCYNHNの「タキサイキア」は応援歌のようなキャッチーなメロディながら曲の構成が独特で、スルメ曲というか味がなくなるどころか旨味が増すガムのような曲です。渡辺翔さんの言葉選びも中々秀逸で、独特の曲構成に合った韻が気持ち良い。
CYNHNには渡辺翔さんが手がける曲が多く、「FINALegend」や「はりぼて」等人気曲は大体渡辺翔さんです。渡辺翔さんはClariSの「コネクト」等多くのアニソンを産み出した方なのは最早知らぬ者はいないレベルだと思うので、アニメのオタクにもCYNHNの曲はきっと刺さるはずです。ちなみにCYNHNは青柳透ちゃんが一番好きです(エゴサ用)

5.I've部門

【廻 -Ro-tation - KOTOKO

廻-Ro-tation

廻-Ro-tation

運命なんて人間が名付けた幻

子守唄の代わりにI'veのトランスサウンドを聴いて育ったI've太郎なので、わざわざこの部門を作りました。I'veと言っても実質現役で活動しているのは高瀬一矢くらいなのですが、元所属の中沢伴行や関わりの深い井内舞子の作編曲したものを含めると2018年はかなり豊作でした。しかしその中でも高瀬一矢さんが全曲作編曲したKOTOKOのアルバム『tears cyclone -廻 -』はI'veらしさという点において他の追随を許さないものでした。このアルバムの曲は既存の高瀬一矢作編曲のものをリスペクトしたとのことで、ここで挙げた「廻 -Ro-tation」は「Suppuration -core-」を源流としたダークさと疾走感を併せ持つ筆者の大好物のものになっていました。ノンタイながら曲の世界観が洗練されており、前回記事にも挙げたものの今回も堂々のランクイン。
一方の中沢さん楽曲では井口裕香「UNLOCK」や黒崎真音「Gravitation」等がそれぞれタイアップで登場し、2018年の僕を沸かせました。この二曲はサビ歌い終わり後に静寂を挟んで前奏に戻るという構成になっており、個人的な高まりポイントになっています。惜しくもランクインはなりませんでしたが、強烈な印象を残しています。

UNLOCK

UNLOCK

Gravitation

Gravitation

6.俊龍部門

【インコンプリートノーツ - SPR5

インコンプリートノーツ

インコンプリートノーツ

嵐の中でなら 大声で泣いていいさ 涙はやがて永遠の色になる

2017年「銀のイルカと熱い風」のほぼ一強だった俊龍時代。2018年は激動の歴史を辿ることとなる。6月に彗星の如く現れたStellamaris「Time and Space」はあまりにも衝撃であった。

Time and Space

Time and Space

  • Stellamaris
  • アニメ
  • ¥250
それまで小倉唯「Raise」「Future Strike」のようなパワータイプの俊龍が主流の時代に、「Time and Space」はどちらかというとテクニカルタイプだった。しかし、テクニカルタイプでありながら内に確かに力強いパワーを秘めた「Time and Space」はその強い俊龍力を世界に知らしめ、2018年の俊龍は「Time and Space」が勝ち取るものと誰もが考えた。
そんな中、8月に現れた圧倒的な俊龍が「インコンプリートノーツ」だった。「インコンプリートノーツ」の俊龍力は凄まじく、「Raise」を5俊龍とし基準とするなら「インコンプリートノーツ」は倍の10俊龍。この俊龍力は普段カラオケスナックで演歌しか歌わない近所のおばあちゃんですらイントロを聴いただけで「これは俊龍だ。」と言わせしめる程のものである。「インコンプリートノーツ」は瞬く間に俊龍界を席巻するも、「Time and Space」も俊龍力は「インコンプリートノーツ」のそれに劣るものの洗練された技巧で唯一性を誇示し、実質の一騎討ちとなった。
わずかに「インコンプリートノーツ」が優勢の中、11月に新たな、それも非常に強力な俊龍が突如姿を現した。石原夏織「Singularity Point」である。
Singularity Point

Singularity Point

「Singularity Point」もまた石原夏織のかつての相方小倉唯が得意とするパワータイプの俊龍であり、「インコンプリートノーツ」に勝るとも劣らない俊龍力を備えていた。「Singularity Point」はその俊龍力を持って勢いを増し、「Time and Space」「インコンプリートノーツ」と対峙する第三勢力となるにはそう時間はかからなかった。かくして、世界を三分する現代の三国時代、平成最後の俊龍大戦、軍配が上がったのは...「インコンプリートノーツ」だった。
「インコンプリートノーツ」はその強い俊龍力もさることながら、「1番サビが非常に長い」という独特の曲構成であり、1番サビが全体の1/3を構成している。その唯一無二さが勝敗を分けた。
2018年の俊龍大戦は「インコンプリートノーツ」が征したが、来年はどんな俊龍が現れるのか...来年の話をすると鬼が笑うというが、その鬼すらも笑う程の強い俊龍が現れることを期待している。

7.新人部門

【君にふれて - 安月名莉子】

君にふれて

君にふれて

  • 安月名莉子
  • アニメ
  • ¥250

『そばにいるから,,,』伝えたいんだ

2018年は昨年新人枠だった亜咲花やYURiKAがアニサマ等の大型フェスに積極的に呼ばれたりタイアップを多く獲得するなど目覚ましい活躍を見せており、最早新人というより中堅アーティストの風格が出始めた年となりました。そんな中TLでは新人アニソンアーティストを推す傾向としてソニーミュージックASCAやhalcaに注目している動向が散見されました。筆者自身この両名にも注目はしているのですが、藍井エイル綾野ましろがデビューした時と比べるとやや見劣りするものを感じていて現在もイマイチ乗りきれていません。
そうした中で突如アニメ『やがて君になる』のop歌唱アーティストとして現れた安月名莉子(あづな りこ)に目が止まりました。「君にふれて」をアニメ放映時に初めて聴いた時は「えっ、天才じゃん、、、」と衝撃が走ったのです。元々opの作詞作曲を手がけるのがボンジュール鈴木ということでユリ熊嵐ャー(ユリ熊嵐のオタクのこと)である自分にとって「あの森で待ってる」並の名曲に会えるのだという興奮がアニメ放送前から常に沸き上がっていたものですが、実際聴いてみると予想以上というか、"圧倒"の二文字に支配されたようでした。聴く度に「えっ、声伸びすぎ、、、」「えっ、高音綺麗すぎ、、、」と語彙力をなくした女オタみたいな感じになってしまっています。百合アニメなので。いやでも実際ほんとすげぇやつきたな...というお気持ち。来期は「ブギーポップは笑わない」のEDを歌うということで、非常に期待が高まっています。てかブギーポップなんで今さらアニメ化したんだ...?

8.声優部門

【World-Line - 今井麻美

World-Line

World-Line

「時の漂流者」なんてバカげた話 真っ直ぐな目で打ち明けられたあの日...

前述したように声優楽曲部門は本当に迷いました。俊龍大戦の比じゃないです。
キャラ名義、所謂キャラソンではなく声優個人名義の楽曲から選出するなら、今年は内田真礼水瀬いのり石原夏織のアルバムが避けて通れないものになりました。それだけ彼女たちの楽曲は今年はとてもよかった。まず内田真礼は4月に発売した『Magic Hour』、これが良盤だった。

take you take me BANDWAGON

take you take me BANDWAGON

個人的に内田真礼は1stアルバム『PENKI』が狂信的に好きなこともあってそれ以降のシングル曲があまり刺さらないものばかりだったのですが、田淵智也が手がける新曲がイイ感じに接着剤となってアルバムの完成度を高めていると思います。ただ、あくまでアルバム単位で良盤止まりというか、今年の一曲として選ぶには個人的に物足りなさがありました。しかし、その後「SSSS.GRIDMAN」のEDテーマとしてリリースされた「youthful beautiful」の登場により状況が変わってきました。

youthful beautiful

youthful beautiful

どうしよ、普通に刺さった。なんというか、まあやの声でこういうタイプの曲を待ってたのかなというか、シンプルに好きな曲来たなとなったわけです。

一方水瀬いのりはアルバム『BLUE COMPASS』がこれまた良盤。個人的にまあやのアルバムより好きな曲が多いです。中でも「三月と群青」はアニヲタならずとも聴いてほしい。

三月と群青

三月と群青

その後はシングル「TRUST IN ETERNITY」がリリース。同名の表題曲はワルキューレやTRUEなどの作曲を手がける加藤裕介が担当しているためかそれっぽい曲になっていて、普通に高まる。
TRUST IN ETERNITY

TRUST IN ETERNITY

で、他の部門でもちょいちょい書いてる石原夏織、彼女のアルバムがこれまたバケモンみたいに良い。前述した「Ray Rule」「Singularity Point」含め収録したアルバム『Sunny Spot』はkz、fhanaの佐藤純一高瀬一矢等トンデモクリエイターの温床になっていて約束された勝利の神盤といった趣になっているわけなんですよね。

Orange Note

Orange Note

といった具合に今年は上質な声優楽曲を沢山聴いたことで耳がグルメになってしまっているわけですが、これらが束になってかかっても自分の中で最後まで不動の地位を保ち続けたのが今井麻美「World-Line」でした。8月末のリリース以降、この曲を超える声優楽曲は現れなかったのです(一部例外があるが後述する)。単純に支倉千代丸作詞のネタバレ全開中二歌詞が大好きなんですよね。別段筆者は5pb.の科学ADVのオタクというわけではないんですが、シュタインズゲートシリーズに触れてるとやっぱり歌詞で込み上げてくるものがありますしシュタゲメインテーマの「Gate OF STEINER」を想起させるようなイントロもまた脳細胞を刺激させます。ありがとうシュタインズゲートシュタインズゲートをやってなければ前述した楽曲のどれかがランクインしたのかなと思うけれどシュタインズゲートをプレイしていないと今のオタクの自分がいないので結果は揺るがない。

9.アンセム部門

【NEVER SURRENDER - 水樹奈々

NEVER SURRENDER

NEVER SURRENDER

あの日の約束だけは忘れないでいて
必ず君を迎えに行くよ

アンセム部門は要は有名アーティスト枠といった趣なわけですが、この部門は「NEVER SURRENDER」とLiSA「ADAMAS」の実質一騎打ちでした。

ADAMAS

ADAMAS

  • LiSA
  • アニメ
  • ¥250
「NEVER SURRENDER」には「魔法少女リリカルなのはDetonation」の主題歌というだけで相当なアドバンテージがありました。漏れはリリカルなのはーなので。水樹奈々特有の当て字歌詞は今回は控えめですが、作品とのリンク性が本当に段違い。加藤裕介サウンドがさらに水樹奈々らしさを全面に引き出す。本当に隙がない曲。対する「ADAMAS」は決して砕けぬ強い意志を歌う歌。まあシンプルにかっこいいし滾ってしまう。アニメ版に比べfull版はイントロがしょぼいとかよく意見を見るけれど、これはこれで味だと思います。これから先Rising Hopeに次いで各所で歌われ続けるであろうアンセムなのは間違いない。そんなアンセムvsアンセムの一騎打ちは、僅差で「NEVER SURRENDER」の勝利。これはもう好みの問題なので、どっちのどこがダメとかそんな次元の話じゃないです。同率1位で共にランクインみたいな気持ちで。

10.総合部門

【歌えばそこに君がいるから - 鈴木このみ

君がいるから
ずっとそこにいて欲しいから 歌いたいよ

総合部門は全体を総括して、というか作曲者とかアーティストとかコンテンツとか一切の括りを取り払って、純粋に一番今年好きになった曲です。という総合部門にランクインしたのが「歌えばそこに君がいるから」。理由はシンプルに好きだから、それだけ。単純に「エモい」んですよねこの曲。余計な言葉抜きにして2018年一番エモくなれた曲。

さいごに

個人的な感想を交えつつ曲を紹介させていただきましたが如何だったでしょうか。相変わらず音楽用語とかよくわからないので楽曲派のオタクには鼻で笑われそうな駄文になりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。ぶっちゃけここまで書いておいてアレですが、「これが良い」と優劣付けて選ぶより自分が良さそうに思った曲を色々聴き漁るほうが性分に合いそうです。DD気質なのでしょうか?よくわからないですね。ともあれ、来年も良いオタク楽曲に巡り会えますように...。

2018年上半期を振り返るアニソン10選

フォロワーが上半期俺的10選曲みたいなことをやっていたので、どうせならこっちでコメント付きでやってみようと思い書きました。何度も書いていますが、僕には楽曲派的な知見が存在しないのでフィーリング的なやつを前面に出していきます。悪しからず。

今回選んだ対象は2018年1月~6月に"発売された"ものです。アニメタイアップ曲やキャラクターソング等がメインになります。

 

1.進化理論/BOYS AND MEN

進化理論

進化理論

  • BOYS AND MEN
  • J-Pop
  • ¥150

タイアップ部門では個人的堂々一位かなと思う一曲です。最近のアニソンでは逆に珍しくなったアニメタイトルや擬音を多く用いた歌詞(ガガガ ガガガ ガオガイガーみたいな)(この曲の場合はガンガンズダンダン)、新幹線が変形するロボットが題材ということで疾走感が全面に出た曲調はすごく"アニソン"らしいと言えるでしょう。それでいて電子音多めの編曲が今風で、2018年アニソンのスタンダードはこの曲と言っても言い過ぎではないと思っています。毎週土曜朝はこの曲を聴かないと始まらない。みんなシンカリオン見ようぜ!

 

2.わたしのための物語 ~My Uncompleted Story~/fhana

わたしのための物語 ~My Uncompleted Story~

わたしのための物語 ~My Uncompleted Story~

  • fhana
  • アニメ
  • ¥250

2018年一月期に"色々と"話題になったメルヘン・メドヘンのopです。とりあえずアニメのことは置いておいて、曲自体は変化球で斜に構えがちなfhanaの曲のなかではアニメソングらしい王道さを感じる曲です。個人的にfhanaのタイアップ曲ではdivine interventiontiny lampに次いで好きな曲だったりします。

この曲のアルバムバージョンはシングル版とは異なる特殊なイントロになっています。アルバム版が収録されているアルバム「World Atlas」も是非よろしくお願いします。

 

World Atlas (特典なし)

World Atlas (特典なし)

 

 3.二重のキズナ/衛藤可奈美(cv.本渡楓)、十条姫和(cv.大西沙織)

二重のキズナ

二重のキズナ

  • 衛藤可奈美(CV:本渡 楓)、十条姫和(CV:大西沙織)
  • アニメ
  • ¥250

刀使ノ巫女前期opシングル『Save you Save me』のカップリング曲で、同タイトルのスマホアプリのタイアップ曲です。とにかくブッチブチにブチ上がれる曲です。

この10選の記事に刀使ノ巫女楽曲をもっと選びたいなとも思ったのですが、それだとさすがにナンセンスなのでなかでもイチオシの二重のキズナを選びました。他に挙げるとするなら前期EDの心のメモリア、後期OPの進化系Colors等が個人的に刺さったかなと。

 

4.ファティマ/いとうかなこ

ファティマ

ファティマ

 この記事を書く前に自分のitunesで該当曲をリストアップした際、再生数がダントツだったのはこの曲と前述した進化理論でした。毎年定期的に志倉千代丸楽曲にボコボコにされるのが通例の僕ですが、今回も例に漏れずという感じです。Steins;Gateシリーズ恒例の本編の内容を匂わせまくっている意味深な歌詞が好きです(ゲーム未プレイ)。

 

5.PRIMALove/ClariS

PRIMALove

PRIMALove

ClariSのkz楽曲との親和性を改めて感じさせてくれる曲だなぁと思ってたら上半期かなり聴いてたナンバーになっていました。いかにもkzの曲ってかんじが本当に心地よい。タイアップ先のBEATLESSは後期ED『Shapeless/東京パフォーマンスドール』もバリバリkzといった趣で好きなのですがリリースタイミング的に惜しくも10選入りならずとなりました。

 

6.Crosswalk/鈴木みのり

Crosswalk

Crosswalk

あまんちゅ!~あどばんす~のOPです。あまんちゅ!は前期のOPが坂本真綾だったので、いざ新シリーズで坂本真綾が担っていた大役を、ワルキューレでの実績があるとはいえソロデビューして間もない鈴木みのりがこなすことができるのだろうか?と素人目ながら感じていたのですが、全くの杞憂に終わりました。作詞坂本真綾、作曲北川勝利による楽曲の世界観を完全に自分のものにしてしまう鈴木みのりのポテンシャルの高さには本当に驚かされます。鈴木みのり自身2018年上半期で多くのアニソンを発表していますが、ARIAみが深い北川勝利作曲の曲である故の透明感がとても好きで、かつ鈴木みのりのすごさに一番驚かされたということでこの曲を選びました。

 

7.アザレア/nano.RIPE

アザレア

アザレア

ハナノイロ以来くらいに久々にnano.RIPEでぶっ刺さった曲というか、ハナノイロと同じかそれ以上にアニソン然とした楽曲だなという印象。普段はバンドサウンドがベースの曲が多いnano.RIPEですが、この曲ではストリングスががっつり取り入れられているのが特徴で、そういう点も最近のアニソンらしさが出ていて聴きやすい曲だと思います。

 

8.Even...if/山田タマル

Even...if

Even...if

 ロボソン枠。リアルロボ枠。進化理論もまあロボソンなのですが、熱さのベクトルが違う。フルメタルパニック!は下川みくにさんのイメージが強い作品ですが、今回のⅣの世界観的によりシリアスかつ熱さがあるEven...ifはぴったりだと思います。

 

9.廻-Ro-tation/KOTOKO

廻-Ro-tation

廻-Ro-tation

ノンタイなのですが、KOTOKOの最新アルバムが全曲高瀬一矢プロデュースの原点回帰を謳うものということで、僕自身もオタク音楽人生における原点回帰をしてしまったわけです。このリード曲である廻-Ro-tationも高瀬一矢の楽曲らしいどこか安心感すら感じるトランス曲です。やっぱこれだよな~。

 

10.AIKATSU GENERATION/わか・ふうり・ゆな・れみ・りすこ・るかfrom STAR☆ANIS & せな・りえ・みき・みほ・ななせ・かな・るか from AIKATSU☆STARS!

 

TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』&『アイカツスターズ!』スペシャルドラマCD

TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』&『アイカツスターズ!』スペシャルドラマCD

 

 最後に挙げるのはやはりこの曲しかないかなぁと。アイカツ武道館があったのも2018年上半期なんですよね...。この曲に関してはもう語るに語り尽くされたところがあるので書くことも特にありません。ていうか書くと泣いてしまう。

2018年上半期はアイカツフレンズ!楽曲が発売されたり以前個別に記事を書かせてもらったAIKATSU Scrapbook SPが発売されたりとAIKATSU GENERATION以外にも大きな動きがあったので本当に挙げる曲に悩みましたが、やはり武道館ライブと歌唱担当のみなさんへの感謝の意味も含め、AIKATSU GENERATIONを選びました。

 

まとめ

いや~、悩んだ。上半期の時点で10に絞れないくらい強い(良い)楽曲が多いんですもの。今回の記事では選曲になるべくタイアップ先のアニメの思い出補正等楽曲そのもののこと以外は触れなかったのですが、これはアニメの思い出補正が加わるとまた話が変わってくるので、ということです。楽曲のオタクである以前にアニメが好き、というのがありますので...。

 

下半期ですが、発売されていないけどアニメやPV等で公開されているもの中では下地紫野さんの『そんなの僕じゃない。』やはねバド!のop『ふたりの羽根』あたりは覇権の臭いがプンプンしますね。ヤマノススメ新シリーズのEDとかちおちゃんの通学路のEDとかも気になってます。

その他にも2018年下半期にはどんなアニソンに出会えるのか、今からワクワクしてきますね。

Tokyo 7th シスターズ 『Melody in the Pocket』について色々

鉄は熱いうちに打てということで、覚え書き程度のライブレポートを残しておきます。

今回はタイトル通り7/20開催の「Tokyo 7th シスターズ メモリアルライブ『Melody in the Pocket』」についての雑感です。僕自身はTokyo 7th シスターズ(以下ナナシスと記す)は2.5ライブで初のわりと新参ですが、ナナシスのライブは参加する度に得るものがある不思議なコンテンツです。2.5以降は3rdライブ全通、4Uのワンマンライブには不参加といったかんじです。

前置きが長くなりました。それではライブについて振り返っていきます。タイトルの『Melody in the Pocket』についても少し考えていきたいと思います。

 

 

ライブの起承転結

小説でも漫画でも、物語には起承転結という概念があるというのはご存知だと思いますが、ライブにもその起承転結が存在すると思っています。これは以前のアイカツ武道館のレポートでも触れたことですが、今回は個人的な主観による起承転結の4つのポイントでライブを区切って振り返っていきます。

 

『起』

今回で言うところの『起』にあたるのは勿論セットリストの一曲目、つまり『僕らは青空になる』であり、そこから777 SISTERSのMCまでの一連の流れであることは明白かと思います。支配人を自負する方はもうご存知でしょうが、今回のメモリアルライブのキャッチフレーズは『ー青空(ここ)まで、歩いてきた』です。つまりこの武道館という舞台に立った時点でスタートは『青空』なのです。故に一曲目が僕らは青空になるだったのは必然と言えるでしょう。いつもだと『H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A!!』であるところが『僕らは青空になる』となり、そこからお馴染みの『KILL☆ER☆TURN☆R』→『Cocoro☆Magical』という流れは前回の3rdライブとは異なる新しい『スタート』を切っていると言えます(一応この流れ自体は2.5ライブと同じです)。

もうひとつこの『起』で印象的だったのはやはり円陣です。メモリアルライブのキービジュアルにも777 SISTERSのキャラの円陣が描かれていたのですが、ライブ開幕でも演者がこの円陣を組んだままセンターステージからせり上がってきました。モニターに円陣を真上から映したものが映し出されるのも、演者による円陣をより印象的にさせていました。改めて今回のライブが777 SISTERSの、ナナスタのライブであるということが明確になった証でしょうか。

 

『承』

Le☆S☆Caのターンから各ユニットの新曲披露、そしてThe QUEEN of PURPLE(以下QoP)のターンまでがライブの承にあたる部分だと思っています。パート的には非常に長いのですが、Le☆S☆Ca及びQoPは三曲、新ユニットのCi+LUSは二曲一気に披露でしたが、その他のユニットはパート毎に別れ一曲ずつの披露という3rdライブのものに近い構成でした。

まずLe☆S☆Caのパートですが、個人的にはあまり満足のいかないものでした。自分が思うにLe☆S☆Caのコンセプトである「微炭酸青春系ユニット」というものは『YELLOW』『タンポポ』のような清い部分と、『Behind Moon』『トワイライト』のシリアスでビターな部分の両面合わさってこそだと思っているので、今回清い部分を強調した曲であるYELLOWとタンポポを披露しその派生発展系の新曲『ひまわりのストーリー』を歌う流れになっていたのは個人的に勿体ないかなと思っています。勿論ひまわりのストーリーをより強調する為の選曲であったのなら納得がいく部分もあるのでこの部分は読まなくて大丈夫です。

Le☆S☆Caの『ひまわりのストーリー』は収録アルバム『THE STRAIGHT LIGHT』において777 SISTERSの背中を押すという役割を担っているという考察を以前目にしたのですが、(以下リンク先がいい感じに考察してくださっているので一読ください)

http://thuivega.hateblo.jp/entry/2018/07/12/210839

ひまわりのストーリーを一区切りとして、777から派生した各ユニットが新曲を披露していく流れになります。

僕自身ユニットの新曲がCD音源ではあまり刺さっていなさったのですが、ライブの生バンド演奏によって好きになった曲も何曲かあります。とくにCHECK' MATEは生バンドでかなり化けた曲だと思っています。

NI+CORAのCHECK' MATE以降、Ci+LUS→はる☆ジカ→再びNI+CORAという流れになるのですが、ここは見事としか言いようがないものでした。というのも、Ci+LUSはストーリー上NI+CORAに続く正式なナナスタの二人組ユニットということで、NI+CORAの後輩ユニット的立ち位置として密接な関わりがゲーム中で描かれていました。そんなNI+CORAがCi+LUSへ繋ぐ形となっているセットリストには唸るものがあります。はる☆ジカも限定的なユニットですが二人組であり、はる☆ジカの新曲、新衣装によるパフォーマンスに感化されてNI+CORAから再びユニットパート(既存の曲)が始まる流れはうまいなぁと言わざるを得ないものでした。

QoPパートでは未発表だった新曲『Clash!!!』が披露されたのがあまりにも衝撃的でした(現在は配信限定で発売されています。QoPパート直後の特報で情報開示されました)。これはライブに参加した多くの方が同じ気持ちだと思います。新曲もそうなのですが、QoPはガールズバンドの形態を取るユニット故にやはり生バンド演奏が本当に映える良いステージ演出だったとおもいます。

 

『転』

転にあたる部分を挙げるとすれば、誰もが篠田みなみさんがソロで歌った『またあした』を挙げることでしょう。2ndアルバム『Are You Ready 7th TYPES??』において収録され、時間が経って今回初めて披露されたことには大きな意味があると思います。

 

この曲ではあえて“溶け合えない”とか“翔び立てない”っていう言葉を入れているんですけど、要は777☆SISTERSの子たちの進む道は険しいと僕は思っていて。人間が誰かと溶け合ったり、理解し合ったり、一緒に飛び立ったりすることって決して簡単なことではないじゃないですか。彼女たちはこれから大人になっていく上で、その困難なことに対して立ち向かっていかなきゃいけない。まぁこれは人間誰もがという意味なんですが。だからこそ、“またあした”と歌っているこの曲がアルバムの最後に入っていることが祈りになるんじゃないかなって思ったんです。ちょっとキザですけど(笑)。

(音楽ナタリー Tokyo 7th シスターズ
拡大するナナシスの世界
茂木総監督が語るその構想 より引用)

 

切なくどこかシリアスな趣の歌詞とメロディではあるが今までこの曲が示すストーリーや背景、歌われている時系列が曖昧なままだった曲ですが、今回のライブのキャラクター語りによるMCにおいて、ハル役篠田みなみさんの口から「この曲は今まで私ひとりで歌っていた曲」として紹介されます。今まで音楽開設本と吟っておきながら曲の背景やストーリーを語らず作曲者編曲者の裏話を掲載する本を出す等(そういう点を抜きにしてもナナシス音楽大全本は本当に資料価値の高い書籍なので全人類に読んでほしい)、楽曲に関係するストーリーをはぐらかし各支配人の想像に委ねる部分の多かったのが、今回初めて、しかも演者の口からキャラクターの台詞として語られたのです。これはどういう思惑があったにせよ、『またあした』という曲のナナシスのストーリーにおける立ち位置、意味を明示したというのは今回のメモリアルライブないしナナシスのコンテンツ自体に対しての『転』の部分にあたると言っても過言ではないのではないでしょうか。

「わたしひとりで歌っていた曲」を、途中から777のみんなが現れ、そして支配人=観客と共に歌うというシチュエーションに持ち込んだこともまた『転』であると言えます。上記に引用した茂木総監督の言葉を借りれば「777の子達の道のりは険しい」ということですが、それをハル(篠田みなみさん)だけでなく、777のメンバー、そして支配人が一緒に歌うこと、これが今回のメモリアルライブにおける『結』ないし『Melody in the Pocket』の真意に繋がっていくのではないでしょうか。

 

『結』

またあしたのピアノからそのまま今回のライブの表題曲であると言っても過言ではない『スタートライン』へと繋がります。いよいよライブの『結』へと向かっていきます。

スタートラインの歌詞には今回のライブの表題『Melody in the Pocket』と深く結び付くと思われるフレーズがあります。

ありがとうもごめんねも

忘れちゃいないよ 大切にしまったままさ

 

現在(いま)も飛べないままなのは

そのポケットが いっぱいだから

このフレーズに対応していると思われるものが、キャラクターMCで語られました。

『ポケットを空にすればすぐに飛び立てた

でもそれをしなかった ポケットの中身がいっぱいだったから』(意訳)

そしてラストスパートとしてFUNBARE☆RUNNER→STAY☆GOLDが歌われライブは終幕となります。この二曲は系統がよく似ているのですが、歌っていること(歌詞の意図)は微妙に異なります。

いつか誰かの光になるんだ

想いのたけ手渡すように

君とつなぐバトン

どこまでも行けるような気がしてる

見上げれば青と入道雲

と歌うFUNBARE☆RUNNERは『光になること』を目指しているのが読み取れますが、対してのSTAY☆GOLDはどうか。

そもそもStay Goldという英語が『輝き続けろ』という意味を持つものらしく、輝きになるために走るFUNBARE☆RUNNERのアンサーとして位置付けられると思います。

ねぇ 奇跡みたいな僕らはみんな

いつかは消えてしまうけど

ひとつひとつの光が

いつまでも(色褪せない)

黄金のメロディ

誰かの光になること(誰かの背中を推すこと)を目指す少女達がひとつの光になれること、その光が消えてしまってもいつまでも音楽として色褪せず残り続けること、これを示したことでメモリアルライブは終幕となるのです。

 

『Melody in the Pocket』と共に進むナナシスのこれから

ライブのMCで触れられた、『すぐに飛び立てなかったのはポケットの中身がいっぱいだったから』という言葉は僕の心に深く突き刺さっています。『ポケット』の中身というのは間違いなくこれまでナナシスが支配人=ファンと積み上げてきたものです。『飛び立つ』為にはその中身があってはいけないのです。飛び立つ為にはファンと積み上げてきたものを手放すリスクを伴うということではないか、このことはナナシスに限らず多くのコンテンツに対するメタになると思っています。話題の飛躍になりますが、利益を優先するが為にファンの需要やこうあってほしい想いを切り捨ててきたコンテンツはとても多いと思います。それによりコンテンツは発展しても、離れていくファンもいることでしょう。積み上げてきたものを手放して飛び立つというのはそういうことです。

しかしナナシスはそれをしない、積み上げてきたもの=ポケットの中身を手放して飛び立つことをせず、飛び立つのではなくポケットの中身をそのままに青空=このライブにおいては武道館まで『歩いてきた』。支配人=ファンへの感謝と、ファンの想いとともにこれからもナナシスなりに歩いていくというメッセージが強く籠められていた、そんなライブだったのではないでしょうか。それと同時に、ナナシスによる他の乱立する声優コンテンツへの宣戦布告というか『たとえ他がどうあろうとナナシスナナシスであり続ける』という確固たる意志すら感じられると言っても僕は言い過ぎではないと思っています。それに説得力を持たせるだけの熱量が今回のメモリアルライブには存在していました。

 

10月には2daysの4thライブが決定しました。正直早すぎるのではないかという意見も見られ、それには同意するところもあるのですが、今回のライブで指し示したものを再び見せてくれるのであれば何があってもナナシスナナシスのやり方で楽しいものを提供してくれるはずです。ナナシスというコンテンツはこれからもファンと積み上げた『Melody in the Pocket』と共に我が道を突き進んで欲しいものですね。

Mia REGINAっていうユニットを紹介させてください

誰に頼まれたわけでもないダイレクトマーケティング記事第二弾です。今回は女性"アニソンボーカルユニット"、『Mia REGINA』について紹介させてください。いつも通り基本的に主観で書いているので「それは違うよ!」ってのがあったらダンガンロンパの苗木誠くんの顔付きになって僕のTwitterのほうにツッコミお願いします。


1.Mia REGINAとはなんぞや

ランティス✕ディアステージで臨む、本格派アニソンボーカルユニット始動!

でんぱ組.inc妄想キャリブレーションに続くディアステージアーティストとして
霧島若歌、上花楓裏、ささかまリス子による
本格派アニソンボーカルユニット「Mia REGINA」がランティスよりデビュー。
積み重ねてきた経験と熱い想いをのせた歌声が心を震わせる!!

ユニット名はラテン語で女王という意味の「REGINA」に、
私の「Mia」という意味を組み合わせた造語。
応援してくれる皆さんにとって女王のような強く気高く、しかし親しみやすい存在であり続けます。

(公式サイトより引用)


要はランティスさんのレーベルでディアステージさんに所属するアーティストさんがユニットを組んでメジャーデビューしちゃったわけなんです。"アニソンボーカルユニット"というのを強調したのはアニソンの老舗であるところのランティスさんが関わってることと、デビューシングルの時点で既にアニタイが付いてることからです(シングルの話は後述します)。

2.メンバーを紹介させてください

三人とも秋葉原ディアステージの古参メンバーです。

霧島若歌(きりしまわか)
twitter.com

スラッとした長身で、伸びる歌声が特徴的な人です。アイカツ!の星宮いちごの歌唱担当をされていました。fripsideのバックダンサーをしていた経験からか、振りも非常にキレがありパワフルで、総じてパフォーマンス力が抜きん出ている印象です。また、独特のカリスマ性があり、メンバー随一の盛り上げ上手というか「い↑く↓ぞっ!!!」という独自の煽りには毎度貫禄を感じさせてくれます。
本人がわりとオタクなので特典会や秋葉原ディアステージ(以下店舗と記す)では比較的話し易い印象です。毎期アニメを何本も見ているのは親近感が沸きますが、それだけアニソンを歌うことにも真剣でたることの現れだと思います(違ったらごめん)。
Mia REGINAのメンバーはそれぞれ作詞もされているのですが、わかさんの作詞する曲は疾走感あるナンバーが多く、詩のワードのチョイスもカッコいいです。


上花楓裏(うえばなふうり)
twitter.com

推しメン。以下ふうりさんと記す。アイカツ!では霧矢あおいや音城セイラ、夏樹みくる二代目を担当していました。わかさんとは対称的に低身長(ここすごく重要)で、ふわっとしたオーラが漂う小動物系な女性です。推しメン。優しい歌声の持ち主ですが、アイカツ!時代に様々なキャラの歌を担当していたこともあってか、曲によって歌声に様々な性格が付くとても器用な一面もあります。推しメン。
本人のTwitterのbioにも書いてあったり、リス子さん曰く「ふうりさんと仲良くなるには最低一年はかかる」くらいの極度の人見知りらしく、それ故ユニットでいるときは他の二人に比べ口数が少ないのですが、そこも彼女の魅力です。誤解を招いてはいけないので、本人はとても優しくファンひとりひとりを大事にする方です。ちょっとおっとりしてるだけなんです。何してもかわいい。でも大人の魅力も兼ね備えてる。推しメン。
本人がバラード系の曲を好んで聴く傾向にあるためか、ふうりさん作詞の曲もそれっぽいものが多いです。特に『つなぐ未来』はエモ死するレベルで良い曲です。


ささかまリス子(ささかまりすこ)
twitter.com

さかさまりすこではない。 身長はわかさんよりちょい低いくらい。アイカツ!では神崎美月の担当をしていたこともあり外見は女王の様相というか、妖艶な印象を与えますが、中身はユニット内どころかディアステージ随一のトリックスターです。独自の奇抜な発想力とそれを形にできる表現力やプロデュース力があり、ユニットが始動する以前は店舗の店長を任されていました。店長を退いても未だ店舗やイベントなどで大きな影響を与えています。
パフォーマンスにもトリックスターさが現れており、情緒的な独特の声は楽曲によって様々な色を付けます。ステージでは積極的に動き回って様々な場所の色んなファンにレスを振り撒きます。
リス子さん作詞の曲はその曲によって様々な性格があり、『ハバネロ』のようなユニークな韻もあれば『Yes or Yes』のようなそれまでの人生を感じさせるようなフレーズがあったりと多岐に渡ります。


この三人を紹介するとなるとオタク歴の浅い自分でも書き出したらキリがないくらいで、本当に"濃い"メンバーです。三人とも性格も方向性もバラバラですが、培ってきた経験とそこから滲み出てくる個性が合わさってひとつの個になっているというのがMia REGINAならではの魅力だと思っています。



3.楽曲を紹介させてください

Mia REGINAの魅力はなんといっても楽曲です。

「歌うぞアニソン1000曲!」と言うだけあってMia REGINAの楽曲は"アニソンらしさ"が前面に出ていながらも、特定のジャンルに傾倒しない多彩さがあります。個人的には全曲アンセムなくらい好きなので一曲一曲じっくり紹介したいのですがあまりにも長くなってしまうのでシングル単位で紹介します。デビューから2年、現在シングル5枚、アルバム1枚、ミニアルバム1枚がリリースされています。

1stシングル『ETERNALエクスプローラー


Mia REGINA / ETERNALエクスプローラー - Music Video

なんか旅に出たくなってこねーか!?!?そう感じさせてくれるデビュー曲、ももくりのEDです。作詞はランティスの多くの楽曲で詩を提供する自身もアニソンシンガーの結城アイラさん、作曲はKon-Kさんで、この方もランティスの多くの楽曲を手掛けています。Mia REGINAのデビューという旅の始まりには相応しすぎるものがあります。最近ではライブの終盤で歌われるエモい枠の曲になっています。
このシングルは3曲収録されています。2トラック目の『ラブリーデイ』は弊推しのふうりさん作詞の曲で、しっとり系が多いふうりさん作詞曲の中でも底抜けに明るい曲になっています。作曲は高田暁さん。ラブライブ!の『きっと青春が聞こえる』やStylipSの楽曲を作ってる人と言えばみなさんピンとくるでしょうか。
3トラック目の『Radiant star』はそれまでの二曲とうって変わってアップテンポなナンバーでバトルアニメの挿入歌感がある曲です。わかさん作詞です。このシングル以降Mia REGINAはバトルアニメのopもタイアップしたりしてこの系統の楽曲は増えていくのですが、それらと比較しても全く埋もれない独自の強さがある僕のオススメ曲です。

2ndシングル『蝶結びアミュレット

TVアニメ『装神少女まとい』OPテーマ「蝶結びアミュレット」

TVアニメ『装神少女まとい』OPテーマ「蝶結びアミュレット」


Mia REGINA / 蝶結びアミュレット Music Video
2ndシングルはA面がもうすでにバッチバチにアガるかっこいいナンバーになっています。ライブでも序盤で空気を暖めてくれる大事な曲です。実は僕はMia REGINAを初めて知ったのがこの楽曲でした。装神少女まとい見てましたからね!!!このシングルあたりから音楽製作集団『Arte Refact』が関わり始め、この蝶結びアミュレットもそのクリエイターのひとり桑原聖さんが手がけています。余談ですがこのタイアップ先の装神少女まといのキャラソンArte Refactが手がけていてめっちゃ強いので是非聴いてみてください。
B面の『Magnetic』もぶち上がる系の曲です。AB面ともにアップテンポな曲なのもこのシングルの特徴です。わかりやすくどこかクサいメロディーが癖になる一曲です。

1stアルバム『THAT'S A FACT!』

THAT’S A FACT!

THAT’S A FACT!


Mia REGINA / THAT'S A FACT! 〜千里の道も一歩から〜 Music Video

や、この多動の鹿はナニモンやねん!?!?となるこのアルバムのリード曲『THAT'S A FACT!~千里の道も一歩から~』はアイカツ!の縁からか、MONACA田中秀和さんが作編曲された曲です。有識者の方なら最初の四音で「あっ、MONACAや!!!」ってなるかと思います。
このアルバムは1stアルバムから『ETERNALエクスプローラー』『ラブリーデイ』、2ndアルバムから『蝶結びアミュレット』が選ばれている以外は全て完全オリジナル曲になっています。三人で歌う曲の他にそれぞれのソロ曲が一曲づつ、二人による変則ユニット曲が二曲あります。三人曲だけで聴いてもリード曲の他に『無敵乙女化プログレス』『White Guilty』があり、どれも方向性が全く異なります。『White Guilty』はこのアルバムの個人的一押し曲で、2000年代最初期のバトルものアニメ感がかっこいい。ソロ曲では、わかさんの『ambivalent future』は4つ打ちのトランス系、ふうりさんの『with a wish』はしっとりとしたバラード、リス子さんの『ハバネロ』はハードロックと三人の性格がわかりやすく滲み出ているのでこれも必聴です。
総合して、これ一枚でMia REGINAの様々な一面を楽しむことができるMia REGINAの名刺的な名盤です。トラックの最後に『ETERNALエクスプローラー』を持ってくるところもアルバム全体のEDテーマ感が出ていて、アルバムひとつで世界観が完成されています。


3rdシングル『My Sweet Maiden


Mia REGINA / My Sweet Maiden Music Video

My Sweet Maiden』はこれまでとはまたうって変わってダークでゴシックな曲という印象を与えます。同じレーベルのアリさんのプロジェクトとかフェアリーさんの帝国あたりと比べると、Arte Refactお得意のデジタルサウンドに荘厳なコーラスが乗ってこの曲独自の世界観を作り出しています。とてもエッチなアニメのOPにしておくには勿体ない。
B面の『Welcome to Our Diabolic Paradise』はなんとデーモン小暮閣下作曲の曲。聴けばいかにも、となるはずです。


kalmia

TVアニメ『Code:Realize~創世の姫君~』OP/ED主題歌「kalmia/twinkle」

TVアニメ『Code:Realize~創世の姫君~』OP/ED主題歌「kalmia/twinkle」

A面のみMia REGINAが担当しているシングルです。『kalmia』はこれも今までにはないシリアスかつハードな曲調で、かっこいいながらも切ない歌詞が刺さるナンバーです。作詞はわかさん、作曲はMONACA広川恵一さんです。僕のMia REGINA全体で一番好きな曲です。三度の飯を抜いてもこの曲を聴けば生きていけるといっても過言ではありません。嘘です。さすがに過言でした。ですが僕の推し曲です。最近ライブで干されがちで泣いています。

ミニアルバム『YES or NOstalgic!!!』

YES or NOstalgic!!!

YES or NOstalgic!!!


Mia REGINA / Yes or Yes Music Video

MONACAArte Refactのクリエイターのみで作曲されたミニアルバム。6曲と少ないながら楽曲派の欲張りセットみたいな神盤です。前述した『kalmia』も『kalmia ~Y or N MIX~』としてリアレンジされて収録されています。
ノスタルジックとあるように、どこか懐かしさを感じるような曲が多いのが印象的です。『Ms.Rからの新着メール』はリス子さんの斜に構えた歌詞に対して田中秀和さんが全力で斜に構えに行った曲という感じで尖った曲の多いMia REGINA楽曲の中でも異彩を放っています。『Heart of gold』はアルテ節炸裂なナンバー、『キンモクセイ』はTHAT'S A FACT!で実現しなかったわか×ふうりのコンビによる曲ですが、聴くとセンチメンタルになってしまう曲です。
リード曲の『Yes or Yes』はアイカツ!の多くの楽曲を手がけた石濱翔さん作曲の曲です。作詞のリス子さん曰く意図したものではないとのことなのですが、アイカツ武道館に参加したアイカツ!のオタクは軒並みエモさで死んでしまう殺人ナンバーになってしまいました。そうでなくとも"いい曲"なので是非聴いてほしいです。

ガールズ・オンリー・ミラクル!

ガールズ・オンリー・ミラクル!

ガールズ・オンリー・ミラクル!

これまたガラリと雰囲気を変えてポップな曲です。所謂往年の電波ソングを彷彿とさせるぶっ飛んだ歌詞が印象的です。この曲及び収録アルバムだけは唯一配信限定なのでご注意を。itunesでも買えますよ。

Dear Teardrop

現時点での最新シングルです。『Dear Teardrop』はそれまでのA面にしては珍しくゆったりとしたテンポで恋を歌う優しいナンバーになっています。一番でふうりさんが歌うパートが多く、TVサイズではふうりソロの曲なのではと言われていたほどです。作詞はこだまさおりさん。最早説明不要の御方。
B面の『DREAMERS PAIN』は最早定番になってきている節があるバトルものアニメを彷彿とさせる曲です。作詞は畑亜貴さん、この方ももう説明は無用。作曲はElements Garden菊田大介さんで、これまでのMia REGINAにはないけれどどこかで聴いたような懐かしさがあるMia REGINAのコンセプトに忠実な曲と言えます。



4.まとめさせてください

長々と楽曲を紹介してきましたが、「ぶっちゃけ地下アイドルみたいなもんでしょ?」と思う人もいるかもしれません。実際秋葉原ディアステージ店舗での個人活動やアニ☆ディアという現在定期的に行っているイベント等はそう思われても不思議には思いません。これまで二回行われたナンバリング形式のワンマンライブも下北沢Gardenという決して広くはない箱でした。
しかしライブ現場の雰囲気は地下アイドル現場のものというよりは間違いなくアニソンアーティストの現場のものです。地下のような距離感の近さも、ライブ後時間のたたないうちにアーティストに感想を言うことができると捉えることもできます。
アニソンアーティストという立場上、アイドルのフェスよりはアニソンのフェスによく呼ばれることが多いです。それ故意外とMia REGINAのファンになる間口は広く多いです。最近では文化放送超A&Gでの『A&G ARTIST ZONE THE CATCH』に金曜日担当として出演していますので、気になった人は金曜18時から1時間暇を作ってください。
THE CATCHを聴いて気になったら是非秋葉原ディアステージの店舗にも遊びに行ってみてください。三人の出勤日は他の若手のキャストたちに比べて(いろんな事情で)わかりにくいので会えない日もあると思いますが、根気よく通いましょう。僕も遠方から店舗に行きますが、「わかさんやふうりさんが出勤だったらラッキー」くらいの気持ちで行ってます。Mia REGINAとしての三人を見るならアニ☆ディアvol.3が7/28開催予定なので行ってみましょう。アニソンカバーも聴ける小規模フェスみたいでとても楽しいです。


ここまで読んでくださってありがとうございました。まずはこのページにリンクを張ったPVを見るだけでもいいので、ちょっとでもMia REGINAに興味を持ってくださったらとても幸いです。