フルメモ

怪文書置き場です

Mia REGINAっていうユニットを紹介させてください

誰に頼まれたわけでもないダイレクトマーケティング記事第二弾です。今回は女性"アニソンボーカルユニット"、『Mia REGINA』について紹介させてください。いつも通り基本的に主観で書いているので「それは違うよ!」ってのがあったらダンガンロンパの苗木誠くんの顔付きになって僕のTwitterのほうにツッコミお願いします。


1.Mia REGINAとはなんぞや

ランティス✕ディアステージで臨む、本格派アニソンボーカルユニット始動!

でんぱ組.inc妄想キャリブレーションに続くディアステージアーティストとして
霧島若歌、上花楓裏、ささかまリス子による
本格派アニソンボーカルユニット「Mia REGINA」がランティスよりデビュー。
積み重ねてきた経験と熱い想いをのせた歌声が心を震わせる!!

ユニット名はラテン語で女王という意味の「REGINA」に、
私の「Mia」という意味を組み合わせた造語。
応援してくれる皆さんにとって女王のような強く気高く、しかし親しみやすい存在であり続けます。

(公式サイトより引用)


要はランティスさんのレーベルでディアステージさんに所属するアーティストさんがユニットを組んでメジャーデビューしちゃったわけなんです。"アニソンボーカルユニット"というのを強調したのはアニソンの老舗であるところのランティスさんが関わってることと、デビューシングルの時点で既にアニタイが付いてることからです(シングルの話は後述します)。

2.メンバーを紹介させてください

三人とも秋葉原ディアステージの古参メンバーです。

霧島若歌(きりしまわか)
twitter.com

スラッとした長身で、伸びる歌声が特徴的な人です。アイカツ!の星宮いちごの歌唱担当をされていました。fripsideのバックダンサーをしていた経験からか、振りも非常にキレがありパワフルで、総じてパフォーマンス力が抜きん出ている印象です。また、独特のカリスマ性があり、メンバー随一の盛り上げ上手というか「い↑く↓ぞっ!!!」という独自の煽りには毎度貫禄を感じさせてくれます。
本人がわりとオタクなので特典会や秋葉原ディアステージ(以下店舗と記す)では比較的話し易い印象です。毎期アニメを何本も見ているのは親近感が沸きますが、それだけアニソンを歌うことにも真剣でたることの現れだと思います(違ったらごめん)。
Mia REGINAのメンバーはそれぞれ作詞もされているのですが、わかさんの作詞する曲は疾走感あるナンバーが多く、詩のワードのチョイスもカッコいいです。


上花楓裏(うえばなふうり)
twitter.com

推しメン。以下ふうりさんと記す。アイカツ!では霧矢あおいや音城セイラ、夏樹みくる二代目を担当していました。わかさんとは対称的に低身長(ここすごく重要)で、ふわっとしたオーラが漂う小動物系な女性です。推しメン。優しい歌声の持ち主ですが、アイカツ!時代に様々なキャラの歌を担当していたこともあってか、曲によって歌声に様々な性格が付くとても器用な一面もあります。推しメン。
本人のTwitterのbioにも書いてあったり、リス子さん曰く「ふうりさんと仲良くなるには最低一年はかかる」くらいの極度の人見知りらしく、それ故ユニットでいるときは他の二人に比べ口数が少ないのですが、そこも彼女の魅力です。誤解を招いてはいけないので、本人はとても優しくファンひとりひとりを大事にする方です。ちょっとおっとりしてるだけなんです。何してもかわいい。でも大人の魅力も兼ね備えてる。推しメン。
本人がバラード系の曲を好んで聴く傾向にあるためか、ふうりさん作詞の曲もそれっぽいものが多いです。特に『つなぐ未来』はエモ死するレベルで良い曲です。


ささかまリス子(ささかまりすこ)
twitter.com

さかさまりすこではない。 身長はわかさんよりちょい低いくらい。アイカツ!では神崎美月の担当をしていたこともあり外見は女王の様相というか、妖艶な印象を与えますが、中身はユニット内どころかディアステージ随一のトリックスターです。独自の奇抜な発想力とそれを形にできる表現力やプロデュース力があり、ユニットが始動する以前は店舗の店長を任されていました。店長を退いても未だ店舗やイベントなどで大きな影響を与えています。
パフォーマンスにもトリックスターさが現れており、情緒的な独特の声は楽曲によって様々な色を付けます。ステージでは積極的に動き回って様々な場所の色んなファンにレスを振り撒きます。
リス子さん作詞の曲はその曲によって様々な性格があり、『ハバネロ』のようなユニークな韻もあれば『Yes or Yes』のようなそれまでの人生を感じさせるようなフレーズがあったりと多岐に渡ります。


この三人を紹介するとなるとオタク歴の浅い自分でも書き出したらキリがないくらいで、本当に"濃い"メンバーです。三人とも性格も方向性もバラバラですが、培ってきた経験とそこから滲み出てくる個性が合わさってひとつの個になっているというのがMia REGINAならではの魅力だと思っています。



3.楽曲を紹介させてください

Mia REGINAの魅力はなんといっても楽曲です。

「歌うぞアニソン1000曲!」と言うだけあってMia REGINAの楽曲は"アニソンらしさ"が前面に出ていながらも、特定のジャンルに傾倒しない多彩さがあります。個人的には全曲アンセムなくらい好きなので一曲一曲じっくり紹介したいのですがあまりにも長くなってしまうのでシングル単位で紹介します。デビューから2年、現在シングル5枚、アルバム1枚、ミニアルバム1枚がリリースされています。

1stシングル『ETERNALエクスプローラー


Mia REGINA / ETERNALエクスプローラー - Music Video

なんか旅に出たくなってこねーか!?!?そう感じさせてくれるデビュー曲、ももくりのEDです。作詞はランティスの多くの楽曲で詩を提供する自身もアニソンシンガーの結城アイラさん、作曲はKon-Kさんで、この方もランティスの多くの楽曲を手掛けています。Mia REGINAのデビューという旅の始まりには相応しすぎるものがあります。最近ではライブの終盤で歌われるエモい枠の曲になっています。
このシングルは3曲収録されています。2トラック目の『ラブリーデイ』は弊推しのふうりさん作詞の曲で、しっとり系が多いふうりさん作詞曲の中でも底抜けに明るい曲になっています。作曲は高田暁さん。ラブライブ!の『きっと青春が聞こえる』やStylipSの楽曲を作ってる人と言えばみなさんピンとくるでしょうか。
3トラック目の『Radiant star』はそれまでの二曲とうって変わってアップテンポなナンバーでバトルアニメの挿入歌感がある曲です。わかさん作詞です。このシングル以降Mia REGINAはバトルアニメのopもタイアップしたりしてこの系統の楽曲は増えていくのですが、それらと比較しても全く埋もれない独自の強さがある僕のオススメ曲です。

2ndシングル『蝶結びアミュレット

TVアニメ『装神少女まとい』OPテーマ「蝶結びアミュレット」

TVアニメ『装神少女まとい』OPテーマ「蝶結びアミュレット」


Mia REGINA / 蝶結びアミュレット Music Video
2ndシングルはA面がもうすでにバッチバチにアガるかっこいいナンバーになっています。ライブでも序盤で空気を暖めてくれる大事な曲です。実は僕はMia REGINAを初めて知ったのがこの楽曲でした。装神少女まとい見てましたからね!!!このシングルあたりから音楽製作集団『Arte Refact』が関わり始め、この蝶結びアミュレットもそのクリエイターのひとり桑原聖さんが手がけています。余談ですがこのタイアップ先の装神少女まといのキャラソンArte Refactが手がけていてめっちゃ強いので是非聴いてみてください。
B面の『Magnetic』もぶち上がる系の曲です。AB面ともにアップテンポな曲なのもこのシングルの特徴です。わかりやすくどこかクサいメロディーが癖になる一曲です。

1stアルバム『THAT'S A FACT!』

THAT’S A FACT!

THAT’S A FACT!


Mia REGINA / THAT'S A FACT! 〜千里の道も一歩から〜 Music Video

や、この多動の鹿はナニモンやねん!?!?となるこのアルバムのリード曲『THAT'S A FACT!~千里の道も一歩から~』はアイカツ!の縁からか、MONACA田中秀和さんが作編曲された曲です。有識者の方なら最初の四音で「あっ、MONACAや!!!」ってなるかと思います。
このアルバムは1stアルバムから『ETERNALエクスプローラー』『ラブリーデイ』、2ndアルバムから『蝶結びアミュレット』が選ばれている以外は全て完全オリジナル曲になっています。三人で歌う曲の他にそれぞれのソロ曲が一曲づつ、二人による変則ユニット曲が二曲あります。三人曲だけで聴いてもリード曲の他に『無敵乙女化プログレス』『White Guilty』があり、どれも方向性が全く異なります。『White Guilty』はこのアルバムの個人的一押し曲で、2000年代最初期のバトルものアニメ感がかっこいい。ソロ曲では、わかさんの『ambivalent future』は4つ打ちのトランス系、ふうりさんの『with a wish』はしっとりとしたバラード、リス子さんの『ハバネロ』はハードロックと三人の性格がわかりやすく滲み出ているのでこれも必聴です。
総合して、これ一枚でMia REGINAの様々な一面を楽しむことができるMia REGINAの名刺的な名盤です。トラックの最後に『ETERNALエクスプローラー』を持ってくるところもアルバム全体のEDテーマ感が出ていて、アルバムひとつで世界観が完成されています。


3rdシングル『My Sweet Maiden


Mia REGINA / My Sweet Maiden Music Video

My Sweet Maiden』はこれまでとはまたうって変わってダークでゴシックな曲という印象を与えます。同じレーベルのアリさんのプロジェクトとかフェアリーさんの帝国あたりと比べると、Arte Refactお得意のデジタルサウンドに荘厳なコーラスが乗ってこの曲独自の世界観を作り出しています。とてもエッチなアニメのOPにしておくには勿体ない。
B面の『Welcome to Our Diabolic Paradise』はなんとデーモン小暮閣下作曲の曲。聴けばいかにも、となるはずです。


kalmia

TVアニメ『Code:Realize~創世の姫君~』OP/ED主題歌「kalmia/twinkle」

TVアニメ『Code:Realize~創世の姫君~』OP/ED主題歌「kalmia/twinkle」

A面のみMia REGINAが担当しているシングルです。『kalmia』はこれも今までにはないシリアスかつハードな曲調で、かっこいいながらも切ない歌詞が刺さるナンバーです。作詞はわかさん、作曲はMONACA広川恵一さんです。僕のMia REGINA全体で一番好きな曲です。三度の飯を抜いてもこの曲を聴けば生きていけるといっても過言ではありません。嘘です。さすがに過言でした。ですが僕の推し曲です。最近ライブで干されがちで泣いています。

ミニアルバム『YES or NOstalgic!!!』

YES or NOstalgic!!!

YES or NOstalgic!!!


Mia REGINA / Yes or Yes Music Video

MONACAArte Refactのクリエイターのみで作曲されたミニアルバム。6曲と少ないながら楽曲派の欲張りセットみたいな神盤です。前述した『kalmia』も『kalmia ~Y or N MIX~』としてリアレンジされて収録されています。
ノスタルジックとあるように、どこか懐かしさを感じるような曲が多いのが印象的です。『Ms.Rからの新着メール』はリス子さんの斜に構えた歌詞に対して田中秀和さんが全力で斜に構えに行った曲という感じで尖った曲の多いMia REGINA楽曲の中でも異彩を放っています。『Heart of gold』はアルテ節炸裂なナンバー、『キンモクセイ』はTHAT'S A FACT!で実現しなかったわか×ふうりのコンビによる曲ですが、聴くとセンチメンタルになってしまう曲です。
リード曲の『Yes or Yes』はアイカツ!の多くの楽曲を手がけた石濱翔さん作曲の曲です。作詞のリス子さん曰く意図したものではないとのことなのですが、アイカツ武道館に参加したアイカツ!のオタクは軒並みエモさで死んでしまう殺人ナンバーになってしまいました。そうでなくとも"いい曲"なので是非聴いてほしいです。

ガールズ・オンリー・ミラクル!

ガールズ・オンリー・ミラクル!

ガールズ・オンリー・ミラクル!

これまたガラリと雰囲気を変えてポップな曲です。所謂往年の電波ソングを彷彿とさせるぶっ飛んだ歌詞が印象的です。この曲及び収録アルバムだけは唯一配信限定なのでご注意を。itunesでも買えますよ。

Dear Teardrop

現時点での最新シングルです。『Dear Teardrop』はそれまでのA面にしては珍しくゆったりとしたテンポで恋を歌う優しいナンバーになっています。一番でふうりさんが歌うパートが多く、TVサイズではふうりソロの曲なのではと言われていたほどです。作詞はこだまさおりさん。最早説明不要の御方。
B面の『DREAMERS PAIN』は最早定番になってきている節があるバトルものアニメを彷彿とさせる曲です。作詞は畑亜貴さん、この方ももう説明は無用。作曲はElements Garden菊田大介さんで、これまでのMia REGINAにはないけれどどこかで聴いたような懐かしさがあるMia REGINAのコンセプトに忠実な曲と言えます。



4.まとめさせてください

長々と楽曲を紹介してきましたが、「ぶっちゃけ地下アイドルみたいなもんでしょ?」と思う人もいるかもしれません。実際秋葉原ディアステージ店舗での個人活動やアニ☆ディアという現在定期的に行っているイベント等はそう思われても不思議には思いません。これまで二回行われたナンバリング形式のワンマンライブも下北沢Gardenという決して広くはない箱でした。
しかしライブ現場の雰囲気は地下アイドル現場のものというよりは間違いなくアニソンアーティストの現場のものです。地下のような距離感の近さも、ライブ後時間のたたないうちにアーティストに感想を言うことができると捉えることもできます。
アニソンアーティストという立場上、アイドルのフェスよりはアニソンのフェスによく呼ばれることが多いです。それ故意外とMia REGINAのファンになる間口は広く多いです。最近では文化放送超A&Gでの『A&G ARTIST ZONE THE CATCH』に金曜日担当として出演していますので、気になった人は金曜18時から1時間暇を作ってください。
THE CATCHを聴いて気になったら是非秋葉原ディアステージの店舗にも遊びに行ってみてください。三人の出勤日は他の若手のキャストたちに比べて(いろんな事情で)わかりにくいので会えない日もあると思いますが、根気よく通いましょう。僕も遠方から店舗に行きますが、「わかさんやふうりさんが出勤だったらラッキー」くらいの気持ちで行ってます。Mia REGINAとしての三人を見るならアニ☆ディアvol.3が7/28開催予定なので行ってみましょう。アニソンカバーも聴ける小規模フェスみたいでとても楽しいです。


ここまで読んでくださってありがとうございました。まずはこのページにリンクを張ったPVを見るだけでもいいので、ちょっとでもMia REGINAに興味を持ってくださったらとても幸いです。