劇場版フルメモ!

3014年夏劇場公開予定です。

アップデイトする「センセイション」~トキメキアンテナ歌詞考察~

前回のAIKATSU SCRAP BOOK SPを褒めちぎる記事を書いていたら色々と妄想が捗ってきたのでその断片をここに残しておこうと思います。

ここではルミナスの新曲『トキメキアンテナ』の歌詞から感じたこと、他の既存の楽曲との関連性を考えつつルミナスというユニット、特に主人公の大空あかりについて掘り下げていきます。

この文章はあくまで個人的見解に基づくもので絶対なものではありません。オタクの自己満足考察だと思って暖かい目で読んでもらえれば幸いです。

 

 

・トキメキアンテナという曲について


【アイカツ!フォトonステージ!!】オリジナル新曲ルミナス「トキメキアンテナ」プロモーションムービー(フォトカツ!)

トキメキアンテナとコンセプトは作曲の石濱翔さんは「ルミナスらしさ」、演者には「思わず旅に出たくなる曲」ということらしいです。

ameblo.jp

ここで「ルミナスらしさ」と「旅」というワードはもしかしたらイコールなのでは?という見解が自分の中に生まれるのでした。物語とは一種の旅ですし、本編後半で主役となるルミナス及び大空あかりの成長物語は確かに旅と呼ぶのも相応しいものだと思います。4thシーズンでは全国ツアーという触れ込みで日本中を旅しますしね。

 

それでは、このトキメキアンテナとアニメ本編で関連のありそうな他の既存の楽曲と合わせて歌詞を読んでいこうと思います。

 

 

1.Good morning my dreamとトキメキアンテナ

 

Good morning my dreamはアニメ125話での使われ方等から「ソレイユの曲だ!」と言う論調も多く、理由も納得できるのですが、ここではルミナスないし大空あかりの曲として紹介します。

Good morning my dreamは『カレンダーガール四部作』の中の第三部にあたる曲で(カレンダーガール四部作については過去のアイカツ武道館二日目レポで触れているのでそちらを参照してください)、アイカツ!のストーリーにおいてとても重要な曲です。歌詞を読んでみると

 

窓の外聞こえてる ソワソワと気にしてる 風はもう南の空へ

出かけよう 新しい服に着替えたら 時間だね

 

という部分はトキメキアンテナの

 

いつも通りにドアを開けて だけど今日は違う朝

旅立つ一歩は 右から踏み出そう

 

の部分とどことなく似ている感じがあります。どちらも「旅の始まり」が連想されますね。ただ、トキメキアンテナはGood morning my dreamに比べ歌詞の歌い手は成長しているというか、先の時間にいることが他の歌詞を見るとわかります。具体的にはGood morning my dreamだと

 

扉をあけて出会いに行くの 光の向こうは 世界とつながる

駈け出して my dream どこまでもキミと走っていたい 走っていたい

 

なのが、トキメキアンテナでは

 

カバンいっぱいの”はじめて”をあつめにいこうよ

広がる世界の真ん中に立って さあ

 

となっています。Good morning my dreamではまだ世界とつながる前、光に触れる(光のほうへ駆け出す)前であることがわかりますが、トキメキアンテナではもう既に世界の真ん中に立つまでに至っているのです。ここに詩の中における主人公の成長がなんとなく伝わってきます。

この詩の中の主人公の成長という視点で他の曲とも比較していきます。

 

2.オリジナルスター☆彡とトキメキアンテナ

 

オリジナルスター☆彡で印象的なのはやはり2ndシーズン77話「目指してるスター☆彡」でしょう。いちごのようになりたいと願い続けていたあかりが自分らしく輝くことについて学び、それまでいちごと同じにしていた髪を切る非常にセンセーショナルな話でした。その回でもフィーチャーされていたオリジナルスター☆彡の歌詞ですが、

 

未来プロデュース はじまってる 描いた夢にスペシャルアピールで

応えていくんだ(まだまだ!)

今最高の まぶしさでステップUP!!

ちいさくたって 自分だけの光

オリジナルスター 目指してるスター

 

という部分はトキメキアンテナの

 

ココロ深呼吸 モヤモヤしてちゃ 感動もできないね

わたしはわたしの 最初のプロデューサー

経験値はゼロに近い 世界は想像をこえて

次のストーリー 勝手にはじめている

 

さあ!選ぶ時はいつもより大胆なガール

冒険はまだまだ続くよ たのしまなきゃね

 

という部分のアンサー的なニュアンスにどことなくなっているのがわかると思います。オリジナルスター☆彡の時点では「ちいさくたって」という部分からはじまったばかりの緊張感が伝わってくるのが、トキメキアンテナでは「たのしまなきゃね」という余裕が生まれているのです。

 

 

3.リルビーリルウィン♪とトキメキアンテナ

 

リルビーリルウィン♪はルミナス結成時初めて歌われた曲であることもあり、関連性も深いです。そもそもリルビーリルウィン♪という曲自体歌詞に

 

理想の自分には やっぱりね、まだ遠い

合格点ギリギリの ちょっぴり背伸びなリボン

 

という部分等から詩の中の主人公=あかりやルミナスというユニットが成長の途上にあるというのがわかる曲です。それ比較すると、トキメキアンテナはオリジナルスター☆彡の項目でも触れたように余裕や頼もしさを感じさせるフレーズから、リルビーリルウィン♪の時点よりさらに物語が進んでいることがわかります。


冒険の終わりにはみんな見違えちゃうの


この冒険という部分がリルビーリルウィン♪のでの旅として結びつけると、トキメキアンテナでの詞の中の主人公は見違えるほど立派になっていることが伝わります。リルビーリルウィン♪もトキメキアンテナもどちらも旅の途中であるが、トキメキアンテナの世界ではリルビーリルウィン♪よりも未来で、なおかつ主人公=あかりは成長しているのです。

 

ここまでトキメキアンテナが他の既存曲と比較して成長、時間の経過が伝わるものとして書いてきましたが、最後に比較する曲はトキメキアンテナとは時間が並行している曲、けだしトキメキアンテナのアナザーとして成立する曲です。

 

 

4.START DASH SENSATIONとトキメキアンテナ

 

START DASH SENSATIONはアイカツ!アニメ最後のOPテーマであり最後の挿入歌であり、あかりというキャラ及びアイカツ!の集大成とも呼べる曲です。ここではSTART DASH SENSATIONの主題と『トキメキアンテナ』の意味するところについて考えていきます。

最初に触れたトキメキアンテナを評する言葉として「旅に出たくなる」という言葉と「アンテナ」というワードは一見すると結びつきにくそうに思えます。そこで、まずはトキメキアンテナの歌詞から『トキメキアンテナ』という言葉とはなんぞやということについて考察していきます。

『トキメキアンテナ』という言葉はサビで出てくるワードです。一番では

 

地図の真ん中にトキメキアンテナ(最新式)

 

二番では

 

わたしを連れ出すトキメキアンテナ(24時間)

 

とあります。最新式で、しかも24時間"わたし"(ここではあかりと思われる)を連れ出すことができるもの、ただものではありませんね。この『トキメキアンテナ』が何者かを証明するのに参照するのはSTART DASH SENSATIONの「センセイション」です。

センセイションは感覚という意味ですがことにSTART DASH SENSATIONの詩においては

 

今日が生まれかわるセンセイション 全速力つかまえて

ここがスタートライン

もっと違う空に会える トキメキ指さす彼方

はじまる夢と(Sunny days)

はじめるキセキ(Starry days)

わたしを待っている(Dream comes true)

 

といった具合に、今日が生まれかわるほどの強烈なものとされています。そう、『トキメキアンテナ』の正体はこのセンセイションなのです。そして『トキメキアンテナ』は最新式でありながら、

 

アップデイトする(YES!!)旅にしよう!

 

とあるようにアップデイト、よい方向に更新、さらに言えば生まれかわることができるのです。

それぞれの二番サビの歌詞を比較すると、START DASH SENSATIONは

 

ずっと続いていくセンセイション 心拍数とびこえて

何度も生まれかわろう

 

これに対して、トキメキアンテナは

 

両手いっぱいの”はじめて”をあつめにいこうよ

わたしを連れ出すトキメキアンテナ(24時間)

いつだって成長期(YES!!)止まらない

 

とあり、常に成長していく=生まれかわるという点で共通しています。これは作中で何度も髪型を変え生まれかわり、成長を続ける大空あかりの物語そのものであり、『トキメキアンテナ』がSTART DASH SENSATONにおけるセンセイション同様にあかりを成長させていくものであることがわかります。

 

 

 

・トキメキアンテナは成長を続ける物語=旅

ここまで書いてきましたがトキメキアンテナという曲があかり視点において他の既存曲よりも未来に向っていること、そして並行する概念としてSTART DASH SENSATIONがあるということがわかってもらえたでしょうか。先にも書きましたが、あくまで個人の見解ですし、実際には違うかもしれません。ここであげた曲は実は全てこだまさおりさん作詞の曲です。こだまさんはアイカツ!の物語に寄り添った詩を書かれる方ですので、詩によってストーリーの広がりを感じたくて今回考察をさせていただきました。

今回は「旅」を「物語」と置き換えて考察してみましたが、旅という観点から歌詞を読んでみるのも面白いかもしれません。実際、石濱さんによる陽気でポップなナンバーゆえに旅に出たくなるのもわかります。

こういった歌詞による物語の考察は本当に楽しいです。これを読んでくださった方もアイカツ!ないしいろんなコンテンツで歌詞の考察をしてみてはいかがでしょうか。もしかしたら考察を期に「今日が生まれかわるセンセイション」がもたらされるかもしれませんし、僕自身も新しい知見を得られるよう『トキメキアンテナ』を常にアップデイトさせていきたいところです。