劇場版フルメモ!

3014年夏劇場公開予定です。

アイカツスターズ!を見終えて

アイカツスターズ!が最終回を迎えました。


僕はアイカツスターズ!を最初から追えていたわけではありません。アイカツ!を見終えたのが去年の6月、そこから追いかけ始め、リアルタイムの放送に追い付いたのがちょうどコラボ回の69話だったのは今でも偶然にしてはできすぎてるなと思います。

アイカツ!の時には得られなかった毎週一話づつ追いかけていく楽しみがついに自分にも味わえるという喜びが視聴の原動力でした。
アイカツスターズ!という作品が全てのアイカツ!のオタクに受け入れられていないというのは見る前から知っていました。シリーズの代替わり後の後発作品の宿命ではあると思いますが、前作の作品の完成度のことを考えると可哀想にすら思えてきます。僕自身アイカツ!→アイカツスターズ!に視聴を移行するにあたって特に抵抗はありませんでした。ただ29話で小春が旅立った後の後味の悪い展開が少なからずストレスになったり、星のツバサ編後半以降のエルザフォルテに自然とヘイトが集まるような展開は「俺はアイカツ!でこんなものを見たくない」とさえ思いました。
それでも、そういった部分に影を落としたままにしない所はよかったですし、救われました。特に小春。71話で四ツ星に戻ってきた時の感情は言葉で紡ぐには紡ぎきれないほどです。エルザに関してもきちんとした形でゆめに倒されることでエピソードが完成するのは誰もがわかっていたことですが、母親とのすれ違いの解消からネオヴィーナスアークの出港までの流れは本当に完璧すぎましたし、ここまで見た甲斐があったというものです。

個人的にアイカツスターズ!というアニメは1~50話で個として完成されすぎていると思っています。1話のひめ先輩のスタートライン!からゆめの物語が始まり、S4決定戦でゆめがそのひめ先輩のスタートライン!に破れるというストーリーが美しいという一言に尽きます。ゆめはよくも悪くも今までの主人公像とは異なるキャラだと思います。初期の頃のナニモン感は最初ぶっちゃけ苦手でした。それがローラと競い合って成長していくことの楽しさを覚え、不思議な力に翻弄され、小春との別れに影を落とし苦しみ、最後には不思議な力を乗り越えて自分のアイカツ!を見つける...という成長具合はスロースターターながら愛着がわくには十分過ぎるものです。ローラの成長ストーリーもゆめとの切磋琢磨→葛藤→ゴーイングマイウェイの流れはものすごく王道である意味ゆめより主人公らしい。ゆめとローラの成長物語のひとつのピリオドとゆめの物語の始まりであるひめ先輩が交わるS4決定戦が本当に熱すぎるんですよね。ここに香澄姉妹や劇組の対決が混ざり合って...。そして50話の綺麗なエピローグのようなお話から天才的なEDの入り、100話でも感じましたが柿原さん脚本の時の特殊なEDの入り方はアイカツ!では中々ない手法なので印象的です。

ここまでべた褒めするくらい一期が好きすぎることもあって、星のツバサ編があまり好きになれない自分がいました。ヴィーナスアークのキャラの登場によってS4の設定が薄いものになってしまったことや前述したエルザにヘイトが集まるような展開等が大きな要因でしょうか。ヴィーナスアーク側のアイドルがゆめ達四ツ星のアイドルたちの影響を受けて成長していき、ヴィーナスアーク解散を宣言したエルザに反対する展開は好みのものではありましたが、四ツ星学園サイドの話はレインボーベリーパルフェの立ち上げ関係の話以外はキャラの掘り下げというには薄いものに感じました。「や、キャラはかわいいけど俺は萌えアニメが見たいわけじゃないねんぞ」みたいな感情ですね。我ながら面倒臭い。
それでも、何から何まですごい要素がてんこ盛りの86話や前述した96話等、単体で非常に完成されている回も多いのは事実です。また、opがMUSIC of DREAM!!!になったあたりからスタージェット!の歌詞にもある「来年の今頃」というフレーズを意識したかのような、過去の大体一年前の回に対してアンサーになるような描写がある回が出てくるのがとても印象深いです(36話→85話、49話→99話etc.)。このあたりは単純にエモかったですがMUSIC of DREAM!!!の歌詞からくる「作品の終焉感」がただつらく感じることも多かったです。


ここまで長々とアニメを振り返ってきましたが、最初からではないにせよ自分にとって初めてリアルタイムで追えたアイカツシリーズのアニメが終わってしまうのはとても寂しいです。アイカツ!関係のイベントに行くようになったのもアイカツスターズ!からですし、歌唱担当の人たちのことを知ろうと思うようになったのもAIKATSU☆STARS!の活動と平行してアイカツスターズ!のアニメの存在があったことがとても大きいです。そういった意味では本当にアイカツスターズ!には感謝してもしきれません。

すでにアニメアイカツフレンズ!の1話もAパートだけ公開される等次のシリーズへの移行が進むなか、どうしてもこの記事を書いておきたかったのです。多分アイカツフレンズ!もアイカツ!→アイカツスターズ!の時のように「それもまたアイカツ!だね」とすぐに受け入れられると思います。ゆめちゃんの言葉を借りるとワクワクが止まりません。


最後に、アイカツスターズ!という作品とそれに関わる全ての人に、『この出会いに、ありがとう』