フルメモ

怪文書置き場です

アイカツスターズ!を見終えて

アイカツスターズ!が最終回を迎えました。


僕はアイカツスターズ!を最初から追えていたわけではありません。アイカツ!を見終えたのが去年の6月、そこから追いかけ始め、リアルタイムの放送に追い付いたのがちょうどコラボ回の69話だったのは今でも偶然にしてはできすぎてるなと思います。

アイカツ!の時には得られなかった毎週一話づつ追いかけていく楽しみがついに自分にも味わえるという喜びが視聴の原動力でした。
アイカツスターズ!という作品が全てのアイカツ!のオタクに受け入れられていないというのは見る前から知っていました。シリーズの代替わり後の後発作品の宿命ではあると思いますが、前作の作品の完成度のことを考えると可哀想にすら思えてきます。僕自身アイカツ!→アイカツスターズ!に視聴を移行するにあたって特に抵抗はありませんでした。ただ29話で小春が旅立った後の後味の悪い展開が少なからずストレスになったり、星のツバサ編後半以降のエルザフォルテに自然とヘイトが集まるような展開は「俺はアイカツ!でこんなものを見たくない」とさえ思いました。
それでも、そういった部分に影を落としたままにしない所はよかったですし、救われました。特に小春。71話で四ツ星に戻ってきた時の感情は言葉で紡ぐには紡ぎきれないほどです。エルザに関してもきちんとした形でゆめに倒されることでエピソードが完成するのは誰もがわかっていたことですが、母親とのすれ違いの解消からネオヴィーナスアークの出港までの流れは本当に完璧すぎましたし、ここまで見た甲斐があったというものです。

個人的にアイカツスターズ!というアニメは1~50話で個として完成されすぎていると思っています。1話のひめ先輩のスタートライン!からゆめの物語が始まり、S4決定戦でゆめがそのひめ先輩のスタートライン!に破れるというストーリーが美しいという一言に尽きます。ゆめはよくも悪くも今までの主人公像とは異なるキャラだと思います。初期の頃のナニモン感は最初ぶっちゃけ苦手でした。それがローラと競い合って成長していくことの楽しさを覚え、不思議な力に翻弄され、小春との別れに影を落とし苦しみ、最後には不思議な力を乗り越えて自分のアイカツ!を見つける...という成長具合はスロースターターながら愛着がわくには十分過ぎるものです。ローラの成長ストーリーもゆめとの切磋琢磨→葛藤→ゴーイングマイウェイの流れはものすごく王道である意味ゆめより主人公らしい。ゆめとローラの成長物語のひとつのピリオドとゆめの物語の始まりであるひめ先輩が交わるS4決定戦が本当に熱すぎるんですよね。ここに香澄姉妹や劇組の対決が混ざり合って...。そして50話の綺麗なエピローグのようなお話から天才的なEDの入り、100話でも感じましたが柿原さん脚本の時の特殊なEDの入り方はアイカツ!では中々ない手法なので印象的です。

ここまでべた褒めするくらい一期が好きすぎることもあって、星のツバサ編があまり好きになれない自分がいました。ヴィーナスアークのキャラの登場によってS4の設定が薄いものになってしまったことや前述したエルザにヘイトが集まるような展開等が大きな要因でしょうか。ヴィーナスアーク側のアイドルがゆめ達四ツ星のアイドルたちの影響を受けて成長していき、ヴィーナスアーク解散を宣言したエルザに反対する展開は好みのものではありましたが、四ツ星学園サイドの話はレインボーベリーパルフェの立ち上げ関係の話以外はキャラの掘り下げというには薄いものに感じました。「や、キャラはかわいいけど俺は萌えアニメが見たいわけじゃないねんぞ」みたいな感情ですね。我ながら面倒臭い。
それでも、何から何まですごい要素がてんこ盛りの86話や前述した96話等、単体で非常に完成されている回も多いのは事実です。また、opがMUSIC of DREAM!!!になったあたりからスタージェット!の歌詞にもある「来年の今頃」というフレーズを意識したかのような、過去の大体一年前の回に対してアンサーになるような描写がある回が出てくるのがとても印象深いです(36話→85話、49話→99話etc.)。このあたりは単純にエモかったですがMUSIC of DREAM!!!の歌詞からくる「作品の終焉感」がただつらく感じることも多かったです。


ここまで長々とアニメを振り返ってきましたが、最初からではないにせよ自分にとって初めてリアルタイムで追えたアイカツシリーズのアニメが終わってしまうのはとても寂しいです。アイカツ!関係のイベントに行くようになったのもアイカツスターズ!からですし、歌唱担当の人たちのことを知ろうと思うようになったのもAIKATSU☆STARS!の活動と平行してアイカツスターズ!のアニメの存在があったことがとても大きいです。そういった意味では本当にアイカツスターズ!には感謝してもしきれません。

すでにアニメアイカツフレンズ!の1話もAパートだけ公開される等次のシリーズへの移行が進むなか、どうしてもこの記事を書いておきたかったのです。多分アイカツフレンズ!もアイカツ!→アイカツスターズ!の時のように「それもまたアイカツ!だね」とすぐに受け入れられると思います。ゆめちゃんの言葉を借りるとワクワクが止まりません。


最後に、アイカツスターズ!という作品とそれに関わる全ての人に、『この出会いに、ありがとう』

アニメ『アイカツ!』に触れるための手引き

大層なタイトルを冠していますが、内容は相変わらず大したことは書いていませんし、オチもありません。
今回書くことはタイトル通りです。僕は常日頃からフォロワーのみんなに「アイカツ!を見てください」としつこいくらいに言っています。Twitterで『アイカツ!』というワードがミュートされている恐れすら感じるレベルのしつこさです。しつこくて申し訳ないです。でもそれだけ僕がしつこくなるくらいに『アイカツ!』はとてもすばらしいアニメです。
しかし、それだけしつこく薦めても中々見てくれない人も多いです。何故なのか。敬遠される理由は色々あるとは思いますが、僕が考える大きな事由としては主に二つあると思います。


一.女児向けアニメであること

アイカツ!のメイン視聴層はあくまで低年齢の女の子です。ファン全体で見ると僕のようなおっさんも多いですが、コンセプトは女の子に向けられたものです。この部分でどうしてもアレルギーが出てしまう人は少なからずいるのではないでしょうか。僕自身アイカツ!を見る前はプリキュアシリーズを見ていましたし、子供の頃から夢のクレヨン王国やおじゃ魔女ドレミシリーズを抵抗なく見ていたので、女児向けアニメに抵抗があるという人の気持ちはどうにもわからないところがあります。女児向けアニメであるということがアイカツ!を見たくない事由になっている人には、的確なアドバイスが難しいですね...。


二.話数が多いこと

おそらくアイカツ!を見始めるのに抵抗がある人の大半はこの理由からきているのではないかと思っています。無理もありません。実際オタクがメインで視聴していると思われる深夜アニメは1クール(12~13話)がほとんどですし、2クール以上放映するアニメも少ないです。対してアイカツ!は全178話+劇場版があり、ここに次シリーズのアイカツスターズ!が現在99話まで放映されているので確かに話数の多さに視聴のハードルが上がるのも仕方のないことだと思います。

そこで本項では二で挙げた理由に対して、視聴のハードルを少しでも下げられるような以下のアプローチをしていきたいと思います。



1.1話から通して見る
これが王道にして正道、揺るぎない正解だと思います。アイカツ!は非常にストーリー構成が丁寧な作品で、ある一話の何気ないやりとりや台詞が後々に伏線になったりすることはザラです。第一期EDのカレンダーガールの「何てコトない毎日が かけがえないの」という歌詞は本編の有り様そのものを謳っているのです。
とはいえ、これでは視聴の抵抗を除く為の解答として成立していません。


2.曲から入る
ここで言う曲とは主題歌、挿入歌を指します。アイカツ!シリーズの楽曲は様々なジャンルのものが存在しており、中にはゴリッゴリにメタルな曲や電子音バリバリ効かせたEDM等、女児の教育によろしくなさそうな尖った曲も少なからずあります。自称楽曲派を名乗るオタクのみなさんの中にもアニクラなりどこかで聴いたことがあるかも知れません。
アイカツ!の(主に1stシーズンの)楽曲の多くはアイドルマスターWake Up,Girls!等の様々な作品の曲を手がけたクリエイター集団MONACAが関わっていて、劇伴も作曲されています。アイカツスターズ!では現在J pop界の一線で活躍するアーティストの楽曲を多く手がけているagehaspringsが多く関わっており、こちらも非常に粒揃いになっています。
挿入歌は毎話ライブシーン等で披露されるため楽曲数もそれなりに多いのですが、アルバムで大体揃うので集めるハードルはそこまで高くないと思います。

TVアニメ/データカードダス アイカツ! 2ndシーズンベストアルバム SHINING STAR*

TVアニメ/データカードダス アイカツ! 2ndシーズンベストアルバム SHINING STAR*

アイカツ!の楽曲の真に特筆すべき点は歌詞とアニメ本編とのリンクです。アニメを見る前には何気なく聴いていた曲も本編を見ることで楽曲にストーリーの色が付き、何倍も楽曲の良さが増します。曲にハマれた人は、それを足掛かりに視聴を続けて自分のお気に入り曲が本編で使われた時の感動を味わってほしいです。

(7/14追記)
7/11からアイカツ!楽曲のダウンロード配信及び各サブスクリプションサービスで配信がスタートしました。
www.aikatsu.net

最近Apple musicやSpotify等の月額音楽配信サービスで曲を聴く人が増えつつあると思うので、ようやくと言ったところではありますが画期的です。アルバムに収録されている歌唱メンバー違いの別ver.等は配信されていないみたいなので、バージョン違いの曲も気になる方は是非CDもお買い求めください。


3.声優から入る

声豚向けですが、アイカツ!シリーズは現在もアニメの一線で活躍している声優さんが数多く出演しています。田所あずささんや大橋彩香さん、黒沢ともよさん等は初期から出演しているので、そのあたりが好きな人は入り口としてスムーズかと思われます。(最初期のあおいを演じる田所あずささんの演技が大味で個人的にかなり好きです)
どこまでが有名な声優さんか否かという判断は難しいので、気になった人は調べてみてください。
matome.naver.jp


4.アイカツスターズ!から見る
アイカツスターズ!アイカツ!の後継作品ではありますが、ストーリーにおける直接の続編というわけではありません(全く関係ない訳ではないが言及するとネタバレになるので伏せる)。アイカツ!の178話と比べるとアイカツスターズ!は現在99話までなのでまとめて見るハードルはグッと低くなります。アイカツスターズ!のストーリーはアイカツ!とは異なる部分も多いです。しかし確かに『アイカツ!』です。是非見てください。


5.劇場版アイカツ!を最初に見る
少し王道から逸れるのですが、個人的にかなりオススメする入り口です。
ここで言う劇場版アイカツ!とは一作目の劇場版です。便宜上僕は「大スター宮いちごまつり」と呼んでいます。

この作品は時系列的にはアイカツ!本編112話と113話の間に位置しており、後の本編の展開においてもこの劇場版の内容が深く影響していきます。こう書くといきなり最初から見ちゃうのはマズイのでは...?と思うかもしれませんが、この劇場版は112話以前までに登場したメインキャラがほとんど登場するのでアイカツ!にはこんなキャラがいるんだ、という取扱説明書のような感覚で見ることができます。劇場版単体でもひとつのシナリオとしての完成度が高く、アイカツ!の知識がなくても楽しめる内容になっています。上映時間も120分と程よいボリュームです。勿論アイカツ!を見ていれば何倍にも楽しめますし、この劇場版を入り口に見始めたなら本編の該当箇所に差し掛かったときもう一度見てほしいです。


6.101話「憧れのSHINING LINE」を一度見る
これは友人が提案するプランです。アイカツ!本編は102話~178話まではあかりジェネレーションと呼ばれ、所謂主人公の世代交代があります。101話はそのターニングポイントであり、主人公のバトンが手渡される話です。
軽くネタバレしてしまったのですが、友人曰く、「ひとつの大きな刺激を与えて、そこにたどり着きたいという原動力にしてもらう」だそうで。まるで劇薬です。しかし101話はそれだけのパワーがあると僕は思っています。本編を最初から見始めたんだけど中々見るのが長続きしない、と感じる人にも良いかもしれません。


7.フォトカツから入る
フォトカツとはスマホアプリ『アイカツ!フォトonステージ!!』の通称です。要はアイカツ!の音ゲーです。ガチャのシステムに有償の石があったりキャラ育成のシステムは某なんたらマスターのシンデレラの音ゲーによく似ていますが、音ゲーの仕様自体はjubeatみたいな感じです。結構難しいです。
当然数多のソシャゲにありがちなガチャ(このゲームではおでかけという名称)もありますが、ストーリーを読み進めていけば楽曲が自然と解放されていくので無課金でもアイカツ!の楽曲に触れることができますし、ストーリーはキャラ個別に用意されているので自分の気に入ったキャラのエピソードを色々読むことができます。フォトカツのオリジナル楽曲もあり、これまた強い。ストーリーはフルボイスではないのでサウンドノベルとして見るとイマイチですし、子供向けな文章(音ゲーは子供向けとは思えない難易度だが)ですが、キャラや世界観を理解するのには十分過ぎるのでアイカツ!の入門には適していると思います。仕様上フォトカツのストーリーは時系列的にアイカツ!178話以降に位置しているパラレルワールド的なものなので(諸説あり)、アイカツ!を全話見ているとより楽しめます。入門としてストーリーを読んだ後でも、アニメを全話見終わった後にもう一度読み直してほしいですね。最近ではメモリーズという項目から過去のイベントのストーリーも読めますし、イベントのストーリーは基本的にアニメ見ているとめちゃくちゃエモくなれるので是非読んでほしいです(いちごとあかりのユニットの話etc.)。
(7/14追記)
7/11にサービス終了しました。未実装の楽曲も多かっただけに本当に惜しい...ありがとうフォトカツ。


8.アイカツフレンズ!から入る(7/14加筆)
現在放送中の現行シリーズから入るのは"アリ"だと思います。スターズの項でも書きましたが、フレンズも他作品と直接ストーリーの繋がりはないですし、話数もまだ少ないのでとっつきやすさがあります。youtubeで1話と最新話の見逃し配信がありますが、7/19放送分から本放送直後に配信されるようになるので地方民にもタイムラグがほぼなく楽しめるようになるのはとてもありがたい。
シリーズ三作目ということもあってか、無印のオマージュを思わせる描写や台詞回しなどもあり、アイカツ!未視聴でも「あぁ、これがアイカツ!なんだ」というフィーリングをなんとなく感じてもらいやすいかなぁと思います。




長々と書いてきましたが、ここまで挙げたことが新しくアイカツ!を見始めようと思っているけど中々踏み出せないでいる人の助けになれば幸いです。アイカツ!を見ることで、自分のなかで何か得られるものが必ずあると思います。僕自身もアイカツ!という作品から色んなことを学び、様々な経験をすることができました。まるで宗教の勧誘のような謳い文句に見えますが、それだけの魅力がアイカツ!にはあります。最後に一言だけ言わせてください。


アイカツ!を見ませんか?

アイカツ武道館二日目雑感

書こう書こうと思いライブから一週間が経ってしまいました。

 

というわけで初日同様一曲ずつ二日目のセットリストを振り返っていきたいと思います。あくまで個人の備忘録的な文章として書いているので悪しからず。

 

 

 

入場.Shining Road

 

初日の芸能人はカードが命でしたので二日目は変わりそうだなと思っていたら予想通りでした。こちらの曲も高揚感が半端じゃないですね。

 

1.アイカツステップ!(スタアニアイスタ全員)

 

一曲目も予想通り、初日のアイドル活動!をうけてスターズ版のアイドル活動!であるところのアイカツステップ!がきました。

STAR☆ANISのメンバーがAIKATSU☆STARS!とともに「がんばる気持ちは 進行形」と歌うのはくるものがあります。

 

2.START DASH SENSATION(スタアニアイスタ全員)

 

2曲目にして意表をつかれました。文字通りひっくり返りました。

正直START DASH SENSATIONは初日にるかさんがソロで歌っていたためもう歌われないものだと思っていました。それが今回はメンバーが全員で歌っています。

今回のアイカツ武道館で印象的なこととしてSTAR☆ANISとAIKATSU☆STARS!のメンバーが揃ってシリーズのop、edを歌っていることが挙がります。初日ではスタートライン!、Good morning my dream等がそれにあたります。ふたつのグループが共に歌うことでステージを大きく使ったパフォーマンスになることや、歌詞に普段の音源のものとは異なる説得力が加わることなど、様々な効果があります。START DASH SENSATIONが特にアイカツ!というコンテンツにおいて重要な曲であることは前回の記事でも書きましたし、もう語るまでもないことかと思います。

全員歌唱版は初日のるかソロのSTART DASH SENSATIONとは異なり、アイカツ!シリーズの主題歌としての側面が強く出ていると思います。普段は歌唱しないSTAR☆ANISのメンバーが歌うことは勿論、MF2017では歌わなかったせなさんが歌うことにもエモさがあります。

そういう面を鑑みても、2曲目でSTART DASH SENSATIONはあまりにも衝撃的でした。

 

3.Lovely Party Collection

 

せな氏を含めた7人によるLovely Party Collectionはラクーアガーデンステージのナイトタイムを思い出します。武道館公演が発表されたステージで披露された曲を、武道館でその時と同じ布陣で聴くのは本当に感慨深いものがありました。

 

4.スタージェット!

 

この曲も初日にせな氏がソロで歌われていましたが、二日目ではスターズ全員で歌っています。2曲目のSTART DASH SENSATIONの流れと近いのでゆめのキャラクターソングとしての初日、アイカツスターズ!の主題歌としての二日目、というところでしょうか。

 

5.KIRA☆Power

 

親の声よりも多く聴いた曲なのでぶち上がっていたら気が付いたら終わってたやつです。

 

6.Signalize!

 

初日同様、マスカレードを交えての披露です。二日間でセトリが変わらない箇所はこの曲と次のアイカツメロディ!、ラン・ラン・ドゥ・ラン・ラン!からの最終ブロックです。両日とも固定である曲はそれだけ二日間において重要な曲であるはず。

パフォーマンスの雑感は初日の記事で触れているので割愛。

 

7.アイカツメロディ!

 

この曲も初日と変わらず。アイカツメロディ!はいかにも田中秀和先生と思わせるコード進行が本当に好きです。

 

8.星空のフロア

 

ツアー福岡で披露されていてもう二度と聴けないと思っていたので、イントロで腰を抜かしました。

周知の事実だと思いますが、この曲はアイカツ!178話のラストシーンのステージを描いた曲です。ご存知ない人は今すぐフォトカツをDLしてメモリーズの項目から「花咲け!コスモス」のシナリオを読んでください。

実際このフルも武道館前に「花咲け!コスモス」を読んでいたため、完全にメンタルをボコボコにされました。

 

9.prism spiral

 

ここからスタアニメドレーです。初っぱなから初期曲の中でも名曲of名曲であるprism spiralはかなり飛ばしてますね。武道館で誰よりもクソデカい声で「恋はしゅーしゅー!!!」と叫んでいた自信があります。

 

10.Trap of Love

 

名曲が終わると名曲が流れてくる、次の曲へ -----------となるのがアイカツ!のライブですがprism spiral→Trap of Loveの流れはさすがに欲張りセットと言わざるを得ません。

今回のライブで毎回驚かされるのがメドレーにおける曲間の繋ぎで、特にこのprism spiral→Trap of Loveの部分は特殊なリミックスによって最初本当にTrap of Loveなのかすぐにわからなかったくらいです。ですが非常にかっこいい繋ぎです。

ゆなさんのスパイシーアゲハ衣装もとてもエr(...かっこよかったですし、本物の紫吹蘭を思わせる様相でしたね。

 

11.Angle Snow

 

れみさんのソロ歌唱ですが、映像はぽわぷりになってました。何故だ。

れみさんはやはりおとめの歌唱が一番しっくりくるなぁ~となりますね。低身長ですし(ここ超重要)。

 

12.同じ地球のしあわせに

 

ボロカスに泣かされた曲です。連番の北大路さくらのオタクがその場にうずくまっていました。

 

13.Growing for a dream

 

しっとりとしたバラードの後には初期曲の中でも屈指のぶちあげ曲が待っていました。もうなにがなんだかわけがわからん感じで高まっていました。

後から思い返してみればわか・ふうり・れみ・えりの布陣は30話「真心のコール&レスポンス」の時の布陣に蘭がいない形なんですよね。蘭担当のゆなさんがいないのは次の曲が "アレ"だからですね。

 

14.マジックスマイル

 

わかさんの「まだひとりソロ曲を歌ってないよね?」のフリからの5年間待たれていたかえでのソロ曲。

 

ameblo.jp

マジックスマイルの背景はゆなさんが全て語ってくれています。みんなを笑顔にしたいという想いのこめられた曲です。ポップながらもどこかセンチメンタルな雰囲気を醸し出すメロディーは聴いていていろいろな感情がこみあげてきますが、いつの間にか笑顔になっている、そんな不思議な感想です。

 

15.ヒラリ/ヒトリ/キラリ

 

スタアニのワンマンでは後半を盛り上げる定番曲という位置づけのような曲ですが、今回はスタアニ陣営のブロックの締めとして使われます。

上記のゆなさんのブログにも書かれていますが、このヒラリ/ヒトリ/キラリがゆなさんが初めてレコーディングをした曲であり、初のかえでソロ曲であるマジックスマイルからの初めてかえでとして歌ったヒラリ/ヒトリ/キラリという曲順は本当にくるものがあります。

 

16.Bon Bon Voyage!

 

アイスタへとバトンが渡され、ヴィーナスアークメドレーに移ります。

ツアーでお馴染みになった感のある4人版Bon Bon Voyage!ですが、武道館でさらに安定感が増した気がします。

 

17.Forever Dream

 

間髪入れずにエルザのソロ曲となります。相変わらず繋ぎがすごい。

りささんのエルザの歌もやはり安定感がバケモンです。初日にThe only sun lightがきたので聴けないかと思っていましたが、個人的に好きな方のForever Dreamがここできたのにはニッコリでした。

 

18.裸足のルネサンス

 

ツアーでの初披露から新たに剣が加わり(マネージャーの手作りというのには驚きました)さらに炎まで加わって演出面で最強になってました。

リエ氏の歌も演出に負けないくらいの安定感になっていてショート版なのがもったいないなというのが率直な感想です。

 

19.おねがいメリー

 

裸足のルネサンスでぶち上がった後に突然の電子ドラッグ、この緩急がヴィーナスアークです。やはり生のおねがいメリーは破壊力が違うぜぇ!!! 完全にみほさんの虜です。

 

20.森のひかりのピルエット

 

電子ドラッグその2。るかさんの伸びやかな声が気持ち良すぎて異世界に召喚されてしまいそうになりますがどうにか意識を武道館に繋ぎとめます。まだ逝けねぇ...!

余談ですがぼくは森のひかりのピルエットはラスサビ転調が大好きです。ショート版だったのでそこまで聴けない、無念。

 

 

21.ハローハロー

 

ここからあかジェネのアイドルメドレーです。

ハローハローが非常にエモい曲であることは最早説明不要だと思います。当然イントロで周囲が死屍累々と化したのは言うまでもありません。それだけの曲です。本当に大好きな曲なのでメドレーという形で披露されただけでもとても嬉しいです。

 

22.ラブリー☆ボム

 

この流れで珠璃の曲だとChica×ChicaかPassion flowerあたりだと思っていたのですがモニターのアイカツ先生の映像でもうひっくり返りました。ドラマ回で使われる楽曲はどれも名曲ぞろいですがラブリー☆ボムは群を抜いて好きな曲です。

ラブリー☆ボムはみほさんがはじめてレコーディングした曲であり、実質はじめての珠璃の曲ということを踏まえるとここで使われるのは順当かも知れません。

 

23.ハローニューワールド

 

いわずと知れたまどかの曲です。エンジェルアリスコーデ風の衣装を纏ったかなさんの姿はまどかそのものですし、初めてこの曲が使われた133話「ハローニューワールド」を思い起こさせます。

 

24.MY SHOW TIME!

 

凛の名刺代わりの曲ですね。ななせ氏にとって初めて歌ったアイカツ!の曲でもあります。「できること全部出し切ろう! 後悔はしたくないから」という歌詞を目標にこれまでのステージに臨んできたななせ氏が、武道館という最後のステージでどういう想いをこめてこの曲を歌ったのかはわかりませんが、全力で歌い踊る姿勢は確かに伝わったような気がします。

 

25.Blooming Blooming

 

あかジェネメドレーを締めくくるのはあかりの成長とともにあった曲、Blooming Blooming。

メドレーではこの曲だけ1番サビ→間奏→ラスサビの形態であったのがミソで、間奏のめちゃくちゃオシャレなジャズサウンドとるかさんのダンスの調和が本当に綺麗。ここだけでストロングゼロ3本空きます。

 

 

26.Wake up my music

 

初日では衣装だけ御披露目して歌われなかった曲ですが、ここで満を持しての披露です。

語彙力がないので上手く表現できませんか、このお二方のWake up my musicは劇中で言われているところの伝説のアイドルに相応しいものでした。

 

27.Precious

 

マスカレードから美月へ。

1st→2ndシーズンを経た美月のひとつの答えであるPrecious。ベタですが、伝説→伝説へ繋がれるバトンは純粋にエモくなります。

 

28.輝きのエチュード

 

そして美月→いちご。いちごが歌うは美月へ向けたラブレターといっても過言ではないメッセージを持つ輝きのエチュード。わかさんはリラフェアリーコーデです。あとは分かりますね。劇場版アイカツ!なんですよ。ほんと無理。

直後のわかさんのMCで感極まっていたのも印象的でした。衣装含め完全な形での輝きのエチュード、武道館という舞台、美月のPreciousの直後、どの要因も涙を誘うには十分すぎます。もちろん僕らも。

 

 

 

29.Massage of a Rainbow

 

ここからスターズのパートに移ります。ななせ氏は小春のスクールドレス、眼鏡がかわいいですね。

むしろ注目すべきはこの時点でせな氏がS4の制服を着ていることです。AIKATSU GENERATIONのMVでちらっと映っていたのでもしやとは思っていたのですが、この段階で先のセトリが想像できてワクワクしていました。

 

30.1,2,Sing for You!

 

リエ氏のソロver.です。まさにローラそのものと言える歌詞が本当に刺さります。

ameblo.jp

 

リエ氏自身「ソロライブのつもりで歌った」と述べるように、会場の空気を占有していましたね。「また武道館に帰ってくる」の言葉も信じられるものだったと思います。

 

31.アニマルカーニバル

 

みきさんのソロ版です。みきさんもS4の制服を着ています。もうニヤニヤしてしまいましたね。

 

32.TSU-BO-MI ~鮮やかな未来へ~

 

かな氏のソロです。もうこの流れだと書かなくてもいい気がしますが、かな氏もS4の制服を着ています。アニマルカーニバル、TSU-BO-MIと選曲は一期のS4決定戦を思わせるものですが、当人たちはS4の制服で歌っているところがニクい演出です。

 

33.episode Solo(せな・みき・かな)

 

26代目S4版のepisode Soloです。初日の25代目版はそれぞれのブランドの衣装、今回の26代目版はそれまで25代目で披露していたS4制服による披露というのがとてもよい対比になっています。

かな氏は真昼とゆずを兼任しているのですが、ゆず→真昼と歌い分けがあるパートもなんら自然にこなしています。ここが本当にかっこいい。

 

34.MUSIC of DREAM!!!(せなソロ)

 

せな氏のバックにはそれまでのゆめの成長記録を思わせるようなアニメ映像が流れます。構成は初日のるかソロのSTART DASH SENSATIONを彷彿とさせます。

まあ涙無しには聴けないんですよねこれが。だってせな氏泣いてるんだもん。でも涙ぐみながらも最後まで歌いきりました。上から目線で申し訳ないですが、よくやったと。そしてありがとう。

MUSIC of DREAM!!!はレコーディングの段階でせな氏に「最後の主題歌になる」ということが告げられていたそうです。

劇中でも度々ゆめがソロで歌う場面がありますが、その再現としてせな氏がソロで歌うという重圧は計り知れないものだと思います。でも歌いきった。本当にありがとう、お疲れ様。確かに "輝きを渡さ" れました。

 

35.ラン・ラン・ドゥ・ラン・ラン! NEXT LAP

 

初日同様、ライブが終盤に差し掛かったことを告げる曲です。初日以上に前の曲の余韻と確かに近付く終焉の感覚で感情がごちゃごちゃになっていました。一番はタオルを回す余裕もありませんでした。

それでもラン・ラン・ドゥ・ラン・ラン!でタオルを回すのももう最後になるのだと思うと自然と二番サビではタオルを回していました。後悔したくなかったですからね。

 

36.ダイヤモンドハッピー

 

これも最後のダイヤモンドハッピーだと思うと自然と声が出ていました。この曲の前に既に泣きすぎて喉がガッサガサになっていたので辛かったです。

 

37.ドラマチックガール

 

「未来に約束」と歌うドラマチックガールが確実にライブが終わりへと向かっているのを実感させます。

 

臼倉さんによるとこのドラマチックガールが武道館のセトリの「起承転結」の「転」にあたる部分だそうです。

 

 

ツイート転載失礼します。ドラマチックガールはここまで歌ってきた曲に比べ未来を連想させるフレーズが多数出てきます。

「鏡の前着せ替えたコーデの数が お手本だった憧れを越えちゃうくらい」「未来に約束」等、列挙すれば様々です。

また、

「何てコトない今日が トクベツだって思えるから (今日の空を) わたし、きっと、ずっと忘れない」

という部分を読むと、まるで来るべきファイナルライブの為に書かれたかのような詞にすら思えてきます。

ダイヤモンドハッピー以前の「過去を振り返る(MUSIC of DREAM!!!等はスターズ放送中の今は進行形だが)」ナンバーから「未来」へ転換する役目を担っているのがドラマチックガールということになります。ここからアンコール前まで続くナンバーは確かに「未来」を指し示す2曲です。

 

38.AIKATSU GENERATION

 

本編残り2曲、モニターに現れる歌詞をひとつひとつ噛み締めながら聴きました。地蔵とかではなく、ただ立ちすくんでいました。

この武道館ライブにおいてモニターに歌詞が表示される曲はダイヤモンドハッピーのようにコールが多数ある曲の他に歌詞を強く印象付けさせる狙いがあると思われる曲があり、AIKATSU GENERATIONがそれに該当します。(MF2017はきらめきメッセンジャーが印象深いですね)

前述した通り、この曲にも「未来」を指し示しているかのようなフレーズが多く見られます。サビの「忘れられないオモイ 忘れたくないキセキ もっと もっと 未来まで連れて行こうね」という部分はわかりやすいですね。

演者が、僕たち客が武道館で得た「オモイ」「キセキ」をずっと先まで繋いで行こうという主題でしょうか。想いを繋いでいくという点ではこの次の曲が避けては通れません。

 

39.SHINING LINE*

 

本編最後の曲です。武道館直前に発売されたドラマCDのキャッチコピーが「どこまでも続く、SHINING LINE」というものであるくらい、この曲が今回の武道館ライブでどれだけ重要なのかがわかります。

この曲の考察は散々されつくしていると思うので僕もわざわざ書きません。このライブにおけるSHINING LINE*の意味は上記のAIKATSU GENERATIONの項で触れたこととほぼ同じだと思います。

 

アンコール

40.STARDOM!

 

STARDOM!は初日でも歌われていた曲で、二日目のアンコール一発目で、しかも全員で歌われることの意味が当日からずっと引っかかっていました(好きな曲なので聴けるのは嬉しかったのですが)。

 

やはり答えはSTARDOM!の歌詞にありそうです。

「憧れは次の憧れを生む」「未来が君を待っている」といったフレーズが前述の未来を指し示すキーワードが採用されているからでしょうか。その点では「どこまでもキミと走っていたい」と歌う初日のGood morning my dreamもまた未来を指し示す曲として適当であると考えられます。

STAR☆ANISのメンバーもSTARDOM!の歌詞にはセンセーショナルな感想を抱いているようで、マジックスマイルの項で触れたゆなさんのブログでも「今で今を越えていけ」というフレーズを自分と照らし合わせて原動力にしている様子がうかがえます。

こうして考えると、SHINING LINE*で未来を繋いだ後の "アンコール"、再演を望む声に答える曲としてSTARDOM!はこれ以上にない曲であったのかもしれません。

 

41.カレンダーガール

 

初日の方には「あえて僕が書くことも何もない」と書いたのですが、ここまでくるとやっぱりなにも書くことがないです。「何てコトない毎日がかけがえないの」って部分だけでもうわかりますよね?それだけ重みがある曲なのです。強いて言うならマスカレードの二人も一緒に歌っていることで色んな意味で説得が増しているかな、ということくらいでしょうか。

 

42.アイドル活動!

 

ほんとにほんとの最後の曲はやっぱりアイドル活動!でした。アイドル活動!に始まりアイドル活動!で終わる武道館2days、予想通りとはいえこれ以上ないくらい清々しい最後です。

 

まとめ

 

MUSIC of DREAM!!!せなソロを中核として初日で歌わなかったアイドル達が歌唱することで、41人全てのアイドルが歌う形で武道館2daysを締める構成になっていましたね。これは初日にも言えることですが、ただ41人それぞれに独立して歌ってもらうのではなく、前後の曲の繋ぎによってより歌う楽曲に物語の色が着いていくのが感じられますし、ここにアイカツ武道館に関わった人達の作品愛が伝わってきます。

 

 "繋げる" ことがアイカツ武道館のひとつのテーマと捉えるなら、アイカツ武道館で体験したこと、アイカツ!とアイカツスターズ!を支えてきたSTAR☆ANISとAIKATSU☆STARS!というグループのことを語り継いでいくことが僕らにできる "繋げる" ことだと思います。

 

明日は富士急でラジカツスターズ!の公開録音ですが、そこで起きたこと、何でもいいので "繋いで" ほしいです。僕は在宅なので(笑)

 

『斜に構える』こと

『斜に構える』とは

1 剣道で、刀を斜めに構える。

2 身構える。改まった態度をする。

「風上へ―・え、糸のように目を細くして立ち竦んでいる」〈里見弴・多情仏心〉

3 物事に正対しないで、皮肉やからかいなどの態度で臨む。「世間に対して―・える」

[補説]この句の場合、「斜」を「ななめ」とは読まない。

[出典] goo国語辞典

だそうです。以上。




とはいかねーんだよ!!!!!!!!!



最近、オタクの間で「斜」という言葉が少しずつ使われてきています。「斜」は「ななめ」とは読まず「しゃ」と読みます。
要は「斜に構える」の略語です。この場合の「斜に構える」の意味は上記で言うところの3の用例が近いでしょう。元々オタクは社会の爪弾き者で、反社会的な思想を持つものも少なくありません。なので2には当てはまりません。当然ですね。


オタクの「斜」はひねくれている者を指す他に、通ぶってる者を指すこともあります。本記事では主にこちらを取り上げます。

[例]「俺、シングルはカップリングのほうが好きなんだよね~」

通ぶりのテンプレートです。ムカつく言い回しですが、大多数の人間がCDのA面の方をよく聴く(昨今の音楽DL事情でA面しか買わない人もいるかと思われる)中でB面が好きと言い張ることで、他人とは違うアピールをしているわけです。これが「斜」です。


「斜に構える」ことはその人間にプラスの恩恵をもたらします。

第一に、他人とは違うのだという優越感に浸ることができます。オタク言語で言うところの「マウント取り」です。単なる精神的な優劣の問題ですが、オタクはほぼ全員劣等感の塊のような存在なので小さいことにもいちいち優劣を付けたがります。第一に、というかこれが「斜」がもたらす一番の恩恵だと思います。

第二に、これは副次的なことですが、「斜に構える」ことで自分の知見を広げるということに繋がります。「通ぶりたい」「人と違うのになりたい」という気持ちで自分がそれまで知らなかったもの(オタクならアニメ、曲、新人声優、アイドルetc.)に触れることは自分の経験を豊かにします。動機は不純だとしても、知ることの喜びを得ることができます。これは第一の恩恵よりもプラスのイメージが強いですね。

と、ここまでプラスを紹介してきましたが、当然マイナスの恩恵も存在します。




端的に述べて、斜に構えているオタクは『キツい』のです。他人が是とするものと異なる態度を取るのですから当たり前ですね。例えば、

水樹奈々さんの曲、エタブレいいよね~」

となっているときに

エタブレライブ聴き飽きたよねw 俺はPRIDE OF GLORYになりたいw」

と返す斜のオタクがいたとします。オタク同士のやりとりではよくある光景ですが、客観的に見て通ぶってる側『キモ』くないですか???
そもそも否定から会話に入ってくるのがムカつきますよね。僕はムカつきます。ムカつかない人は本物の聖人だと思います。
否定から入らないにしても、「俺は○○だけどお前は?」の会話のキャッチボールを投げる際にどうしても『優劣』のニュアンスが含まれてしまいます。「PRIDE OF GLORYを知らないお前は浅い」という邪な心が少なからずとも現れるかもしれません。そういう印象を相手に与えかねないのです。


少し逸れますが、アニクラを例にします。アニクラDJはフロアを沸かせる為にアンセムといわれる万人のオタクが高まれるナンバーを流しますが、斜に構えたいオタクはアンセムで高まろうとしません。斜に構えたオタクはそのフロアにおける反社会的存在なのです。歪ですね。別に全てのオタクがアンセムで高まれとは言いませんが(僕自身も高まれるアンセムと高まれないそれがある)、少なくとも曲を流すDJのことを思うと悲しくなりますね。


「斜に構える」ことはどこまで行っても自己満足のオナニーだということを忘れてはいけません。元義では物事に正対していないのですから。他人にどう思われようが、「斜」になることで楽しいのは自分自身だけです。実際この記事も完全に自己満足のオチも何もない僕自身の思考のゴミ溜めです。

まあでも「斜に構える」ことは楽しいですよ。斜に構えようとすることで色々なオタクコンテンツを直接的、間接的問わず触れることができますし、マウント取りとまではいかなくても他人と違うものを好きと胸を張って言えることはそれはそれで素晴らしいと思います。

みなさんも、ほどよく他人にウザがられない程度に「斜」になりましょう。






こんな駄文書いてる暇があったらアイカツ武道館の書けてないレポを書くべきなんだよなぁ。

アイカツ武道館初日雑感

初めまして、フルです。

普段はTwitterで気持ち悪いツイートを嗜んでいるのですが、今回2/27,2/28と続いたAIKATSU! MUSIC FESTA in AIKATSU BUDOKANに参加させていただき、その感想がとてもTwitterというひとつ140文字の制限のある場ではとても書ききれないと判断した為、ブログという形で自分の感想を文字化したものを残そうと思いました。



最初に述べておきますが、この文章は個人の考察、雑感の殴り書きのようなものなのでオチは特になにもありません。また両日とも披露曲数が非常に多く、それを一曲一曲振り返る形をとるためとても文章が長大になります。個人の感想に興味ない人、アイカツ!に興味ない人はブラウザバックを推奨します(興味ない人はそもそも見ない)(アイカツ!に興味は持って欲しいが)。


僕はアイカツ!の現場に最初に行ったのが2017年7月の東京ドームシティラクーアガーデンステージで行われたFantastic Oceanリリースイベントが最初という所謂 "浅い" ファンなので、昔のライブの情報などをほとんど持ち合わせていません。「この人のこのパフォーマンスが成長した」等の古参みたいなコメントはできないのでそこはご了承ください。


前置きが長くなりましたが、それではDay1を振り返っていきます。





入場曲.芸能人はカードが命

アイカツ!のライブの醍醐味はなんといっても演者が最初に登壇する際アニメでドレスを纏うバンクのBGMとともに入場するというところでしょう。アニメを見た人ならわかると思いますが、この曲がもたらす高揚感ははかり知れません。
今回実質ファイナルライブとなるこの武道館でも芸能人はカードが命が流れての入場、アニメ映像付きです。無条件で高まってしまいます。



1.アイドル活動!(STAR☆ANIS,AIKATSU☆STARS!全員)

ドが付くほど定番のナンバーですが、ファイナルライブの最初を飾る曲となるともうそれだけでエモくなってしまいます。
2017年7月のラクーアで武道館公演発表とともにメンバー全員でこの曲が歌われたこともエモポイントが高いです。

個人的にアイドル全員によるアイドル活動!は劇場版「狙われた魔法のアイカツ!カード」のラストを彷彿とさせるものがあり集大成感を引き立ててしまいますね。


2.スタートライン(STAR☆ANIS,AIKATSU☆STARS!全員)

今回のセットリストは予告段階からアイカツ!とアイカツスターズ!の楽曲をごちゃ混ぜにすると言われていて、早速2曲目でそれが表れましたね。

アイカツスターズ!1話ではゆめが劇中でアイカツ武道館でひめが歌うスタートラインを聴いてアイドルを志すようになるわけですが、ここではそのゆめとして歌うせなさんもいるわけで、なんかもうずるいですよね。

またアイカツ!の曲しかこれまで歌ってこなかったSTAR☆ANISのメンバーもアイカツスターズ!の曲を歌うというのもこの段階でわかるわけです。
「夢は見るものじゃない 叶えるものだよ」という詞はとてもアイカツ!らしさが溢れていますから、AIKATSU☆STARS!さんたちよりも先にアイカツ!を牽引してきたSTAR☆ANISさんたちがこの詞を歌うことのエモさ、演者のみなさんの心情を思うと自然と涙が溢れますね...。


3.オリジナルスター(STAR☆ANIS全員)

わか&るかver.が死ぬほど大好き侍なのですが、全員で歌うオリジナルスターもやはりエモシオン
落ちサビをるかさんとわかさんが歌うのもかなりくるものがありました。


4.Du-Du-Wa DO IT!(せな除くAIKATSU☆STARS!)
実は聴けると思ってなかった曲です。
るかさんがオデットスワンコーデ風衣装なのが熱いです。前の曲のオリジナルスターが作中であかりが自分だけの輝きを見つけるきっかけの曲という印象が強いのでその直後にあかりの「踏み出した最初の一歩」であるDu-Du-Wa DO IT!が歌われたのはかなりニクいですね。


5.STARDOM!

せなさんが合流し7人よる歌唱。
セトリの各シリーズのごちゃ混ぜ感が出てきますね。
STARDOM!の7人番は1月のツアーで聴いている人も多いでしょうし、何度も言われてるかと思いますが、ラスサビのるかさんがソロで歌う「憧れは次の憧れを産む わたしはここだよ」の圧倒的な説得力は本当に素晴らしい。


6.Signalize!
伝説のアイドル・マスカレードのりさ、えいみさんがSTAR☆ANISと合流し、最初のopであるSignalize!を歌う、エモ。
マスカレードの二人がマスカレードにあこがれアイドルとなった美月、マスカレードの一人を母に持ついちごが一列に並ぶフォーメーションもかなり熱い。



7.アイカツメロディ!

満を持して披露された主人公トリオによるコラボ楽曲ですが、三人それぞれピンクを基調にした衣装と照明で王道さが際立つ演出になっていたと思います。
音符状のモニター演出も歌詞とマッチしててよかったです(正直泣いていてほとんどステージが見れてない)



8.スタージェット!

せなさんによるソロ歌唱です。
劇中でもゆめが大事な場面でソロで歌う曲ということもあり、それまでの記憶が吹っ飛ぶくらいの破壊力がありました。
実際スタージェット!という曲がアイカツスターズ!一期後半のゆめの物語とのリンクしているのはもう散々言われていると思いますが、改めてそのことを踏まえると無限にエモくなってしまいます。
アイカツメロディ!からの連曲ということでゆめがいちごとあかりの二人の先輩主人公に送り出されるかのようにも考えられます(若干こじつけが過ぎるか)。



メドレー1
9.Kira・pata・shining

一曲目からこのメドレーがドリアカがテーマだということを瞬時に悟りました。アニメ映像付き+えりさんのプレミアムドレスの美しさ+曲の尖った世界観とで一気に会場の雰囲気をガラッと変えた感がありましたね。

えりさんがブログ冒頭でKira pataの歌詞を一部変えて歌っていたことを発言しています。

ameblo.jp


これは現地で気付かなかったのですが自然でしたね。

10.マジカルタイム

きいちゃんの新衣装をまとったゆなさんがエッr...かわいい。この曲自体個人的にめちゃくちゃ好きなので気が付いたらピョンピョン飛んでました。


11.フレンド

アイカツ!見てるオタクでこの曲が好きじゃない人ひとりもいないんじゃないですか???
これは他のメドレーパート全体に言えるんですが、曲同士の繋ぎの為にイントロがアレンジされていてめちゃくちゃかっこいい。
余談ですが僕はふうりさんがめっちゃ好きなのでこの曲でもセイラのプレミアムドレス風衣装を着たふうりさんに釘付けでした。


12.オーロラプリンセス
アッパーな曲調のフレンドから一転してスローなオーロラプリンセスに繋ぐジェットコースターのようなメドレー。
えりさんの新衣装がまた曲の世界観を引き出しててえりさんにマリアが憑依したようでしたね。僕はおひつじ座なのでおひつじ座の星座プレミアムドレスを着るマリアが実は結構好きです。


13.ドリームバルーン
正直ハッピィクレッシェンドが来ると思ってたのですがいい意味で裏切られました。MF2017二日目での演出を強化したようなモニター演出がとても綺麗。「虹をくぐり~」のところでえりさんとゆなさんの繋いだ手の下をふうりさんがくぐるのがめっちゃかわいくて大好きです。ふうりさんに届け、この想い。




メドレー2
14.lucky train

4thシーズン劇中でよく披露されたののりさver.ですが、ドーリーデビル衣装があまりにも教育上よろしくないレベルでアレなのでステージに釘付けでした。


15.ミエルミエール

ミエルミエールという曲自体アイカツ!屈指のキラーチューンだと思っているので普通に聴けただけでも嬉しいんですがかなさんの衣装がひたすらかわいいのでいろんな感情が去来していました。


16.薄紅デイトリッパー
みやびソロver.です。
今年のツアー愛知に行かなかったのでもう二度と聴けないだろうと諦めていたんですかショート版とはいえ聴けたのは嬉しかったです。
扇子を使った振り付けに乗せるバッチバチに高まるナンバーは本当に癖になりますね。


17.恋するみたいなキャラメリゼ

えりさんとれみさんには申し訳ないけどバッチクソに高まっててステージほとんど覚えてません、ごめんなさい。


18.lucky train落ちサビ~ラスサビ

Day1の一番の尖ってるゾーンだったと思います。セトリ考えた人相当斜に構えてる人なんじゃないでしょうか。結果的にご当地アイドルメドレーと呼ばれていたこのコーナーはlucky trainに始まりlucky trainに終わる形になったわけです。4thシーズンであかりたちルミナスが全国を回っていろんな宝物に出会えたという結果を提示する形でメドレーが終わるのはなかなかエモいと思います。



メドレー3
19.タルト・タタン

夢小路邸を思わせる映像と雨音から硝子ドールが来るかと思いきやスノープリンセスコーデのあの子。なんというか、そこには本物の氷上スミレがいたんですよね。
りえさんの演じるスミレはMF2017のチュチュ・バレリーナが本当に有無を言わさないパフォーマンスだったのが記憶に新しいのですが、そこからさらに和久井優さんのアニメでのスミレの声により近しい歌声に寄せてきているのを実感しました。そしてダンス、一挙手一投足が本当に氷上スミレそのもの。氷上スミレがりえさんに憑依していたと言っても過言ではないと思います。

そもそも他にスミレの持ち曲が数あるなかでタルト・タタンをチョイスしたのは"伸び"だと思います。個人のエゴなんですけどりえさんには「胸の奥にある恐れの刺と戦う」いばらの女王を歌ってほしかったんですが、あえてその段階まで行かず「いつかはきっと」を願うタルト・タタンだったのはりえさん本人が想うところもあったのかなぁと(単純に衣装の関係かも知れないが)。

結果的にタルト・タタンがあかりジェネレーション序盤のスミレの成長とともにある曲であったからしてそこにりえさんの表現者としてのパワーアップを見られたので、またひとつアイカツ!の楽曲に物語の色がついた感覚を楽しめることができました。これもまたアイカツ!の醍醐味なんですよね。

追記:藤城リエさんがブログでタルト・タタンについて言及されているので


ameblo.jp


自分のスミレとしての初のソロ歌唱を、劇中でのスミレの初めてのソロ曲であるタルト・タタンをチョイスするのは英断だと思います。実際この時のリエさんは限りなくスミレだったですから、素晴らしいものの目撃のひとりとなれてとても満足です。

20.Dreaming bird
曲、歌詞、ダンス、全てが尖ってる曲です。
ショート版だったので落ちサビの倒れ込んでいる状態から少しずつ起き上がっていく個人的お気に入りの振り付けが見られなかったのは残念ですがそれでも聴けてよかったです。


21.永遠の灯

ゴリゴリのロックサウンドにぶち上がってたらいつの間にか終わってました。


22.硝子ドール(れみ、りえ、ななせ)

れみさんとりえさんでコラボはあるだろうなとまでは読めてましたがななせさんも交えてというのはさすがにひっくり返りました。ちなみに僕は初日アリーナにいたのですがステージの炎が物理的にめっちゃ熱かったです。


23.笑顔のsuncatcher

まさかの新衣装。ふうりさんがひたすらかわいかったです。


24.Powa Puri Power

思ってた以上にぽわぷりと一緒にジャンプしたり手を叩いたりと楽しい曲でした。ゆなさんがえっ○でした。


25.虹色アンコール

ふうりさんを見ながら跳び跳ねてたらいつの間にか終わってました。それくらいめっちゃ高まれる曲です。


メドレー4
26.スタートライン!(るかソロ)

既に歌っているんですがこのS4メドレーでるかさんがソロで歌うのを考えると主題歌としてのスタートライン!とは別枠なのかなと思います。
先述したゆめがアイドルを目指すきっかけになった武道館でのスタートライン!、衣装まで完全再現なのでエモくないわけがない。


27.ネバギバ☆

参加したツアーで何度も聴いた曲ですが、やっぱり元気を貰えるのでほんとにすきです。


28.Summer Tears Diary

夜空の歌を歌うみほさん、マジで夜空が憑依してるんじゃないかと思うくらい完璧です。完全に世界観の虜にされてしまう。


29.Dancing Days

さすがにイントロ流れてきたときニチャニチャしながら「斜!!!」と叫ぶくらいには斜に構えてるナンバーだと思います。実は生で聴いたことなかったので嬉しかったです。


30.episode Solo

最早説明不要のナンバーだと思います。個人的に2番サビまで歌っておいてCメロカットしてラスサビはちょっといただけないなと思いました。
S4制服以外で披露するのは初らしいしプレミアムドレス着て歌ってる方がアニメらしさ出てると思うので英断ですね。


31.Take Me Higher

ここでぶっこんでくるとは思わなかったので本当にひっくり返りました。本当です。武道館は座席の間隔が狭いので絶望ステップできなかったのが残念。


32.The Only Sun Light

トップアイドル繋ぎでしょうか。
僕はアイカツ!のライブは最近行くようになったのでりささんはマスカレードよりエルザのほうがやっぱりしっくりきますね。


33.チュチュ・バレリーナ
本当に大好きな曲で何度もライブ映像を見て来ただけにあの独特のイントロが流れてきたときは心から高まりました。先述したMF2017よりさらにりえさんがいい感じにキマってましたし、満足度が高いです。


34.START DASH SENSATION(るかソロ)

もう他の人が散々言っているはずだし僕ごときがここでわざわざ言及することもないのですが、やはりMF2017との違いは触れておきたいなと。

2017は途中で泣いて歌えなくなったけれど、今回は最後まで歌いきった。事実だけ書くと簡単ですが、そこには並々ならぬ努力と覚悟があったと思います。
アイカツ!を178話全て見た人の多くはSTART DASH SENSATIONに対して特別な思い入れを感じるかと思いますし、僕自身もSTART DASH SENSATIONは今あるアニソンのなかで一番好きと言い切れるまであります。
そんな曲であるのにその曲を歌うるかさんが特別な思い入れを持っていない訳がなく、るかさんはSTART DASH SENSATIONの話をすると必ず泣いてしまうとご自身がおっしゃってます(オタクはラジカツスターズを聴け)。

武道館終わってのるかさんのブログですが、やはりSTART DASH SENSATIONのことにも触れられていますね。


そういったバックボーンによって楽曲にアニメ本編とはまた異なる色がついた状態でのるかさんの一人で歌うSTART DASH SENSATIONはあかりというキャラとずっと向き合ってきたるかさんの集大成だと思います。あの場に立ち会えたことは誇張抜きに自分の人生においてとても貴重な経験です。


35.ラン・ラン・ドゥ・ラン・ラン! NEXT LAP

ライブも終盤であることを実感する曲です。
正直前の曲が終わって放心状態だったのですが、無理矢理曲と演者のパワーに叩き起こされた感じです。
死ぬほどどうでもいい情報ですが、僕はタオルを投げる時投げずにジャンプする派です。



36.ダイヤモンド・ハッピー

アイカツ!のオタクは恐らく親の声よりもよく聴いた曲でしょう。僕は斜に構えてるオタクなのでオタクと一緒にコールするの好きじゃないんですが、この曲に関してはちゃんとウォウウォウ言いました。 わかさんとゆなさんに抱き締められるふうりさんがかわいかったです。



37.ドラマチックガール

歌詞が鋭利な凶器のように刺さって無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理って叫びながら無理になってたらいつの間にか終わってました。



38.AIKATSU GENERATION

無理になってたらいつの間にか終わってたやつです。モニターに歌詞出すのはズルい。この曲で締めるのかなって思ってたらもう一曲ありました。



39.SHINING LINE*(演者全員)

もう今さら語ることもないやつです。
開き直ってフリコピしてました。バックの映像でスターズと無印のコラボ回を流すのは反則。


アンコール
40.Good morning my dream(全員)

わかってはいたんですがファイナルライブにおいて「あこがれの先を一緒に描こう」だの「どこまでもキミと走っていたい」だの歌われると本当に無理になるわけで...。
本編ではルミナスやソレイユそれぞれが歌う方で違う意味を持つ曲になった側面がある曲だけに、今回のファイナルライブでまた新たな意味を持ったのかなと思います。



41.カレンダーガール(全員)

演者全員で歌われたことで改めてアイカツ!そのものを歌う曲だなと気付かせてくれます。後は特に語ることはないです。


42.Let's アイカツ!

「最後にしんみり終わらせない」という意志が感じられる最後の曲だと思います。
アイドル活動より「みんなで頑張る」という部分が強調されている曲なので、二日目に向けて奮起するという意味ももしかしたら込められてるのかもしれません。







非常に長くなりましたが、まとめます。


個人的に作品におけるクライマックス感の強いSTART DASH SENSATIONのるかソロを初日に持ってきたあたり、初日だけでもひとつの完結が可能なセトリに落とし込んでいるように感じます。僕は二日目も参加する予定であったためロスの感情も比較的無かったですが初日だけ参加された人はかなりくるものがあったのではないでしょうか。

二日目の記事は書いてる途中のものが消えてしまったのでアップするのにもう少し時間がかかりそうです。

初日と二日目は「二日間でひとつの物語になる」と演者も発言されていたのでその辺りにも余裕があれば考察していきたいと思います(余裕があるとは言ってない)(三日坊主)(演者がブログあげたら内容たぶん変わる)